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ザリガニの鳴くところ  (後半ネタバレ)

観ました。(ネトフリ配信)

面白かったです!!!!  感動もしました。
おすすめとして挙げている方も多かったのでやっと観てみました。サスペンス、法廷もの、ラブストーリーと・・・色々な要素が入り混じり、スッキリ全てがまとまっていてなかなかよかったです。

究極の恋愛ものとも言えますし、少女が生き抜いていくサバイバルものとも。ラスト数分は、ディズニーアニメのような幻想的な演出で時の流れが描かれます。

天涯孤独で大人になった少女の周りには、当たり前に善人、悪人・・・。言い過ぎかもしれませんが、人間は二つのうちのどちらか。そうシンプルに思ってしまいました。殺人事件の容疑者となってしまったヒロインの裁判の行方は。改めて、陪審員制度の面白さを感じることができました。証拠云々、実際の真実がどうかという議論よりも、陪審員の心情が反映される判決。面白いです。そしてその後の裁判官の彼女にかける言葉が印象的でした。

<この先ネタバレ>

裁判官のその言葉とは。判決を言い渡した後、彼女へすんなりと謝罪するのです。 「拘束した期間をお詫びします。」(という内容だったかと) 
自身が下した判決ではないので、その言葉は非常にライトに投げかけられます。不思議でした。

エンディングで、ひと足さきに天国へと行っていた母親が、年老いたヒロインをお迎えに来るシーン。ああー。こんな感じが本当であれば「死ぬことは怖くない!」そんなふうに強く思えたことが収穫です。笑顔で、温かい眼差しで彼女を迎える母親。 そして残された最愛の夫は彼女の残した本のページを、懐かしみながらめくります。
ラストシーンに驚きが・・・という解説、大どんでんのカテゴリーに入るのかと思いますが、それはホラーのようなゾッとするものではなく、誰しもが受容できるもの。

この作品のなかで、私の大好きな鳥たちの鳴き声、虫の声を聞くことができます。ディズニーランドのクルーズやバイレーツの、あの感じを思い出すことができました。

機会があれば是非是非!


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