マニュアル化って悪なのかな?

おはようございます、すずきです。

いま会社の各事業に対して「選択と集中」を進めています。
そのなかでメイン事業について考えた場合、「マニュアル化」が必要だと思った次第です。

関係者と話しをした結論としては「会社のノウハウが詰まったメイン事業をマニュアル化ってどうなんすかね?いま頑張って回している社員にとっては・・・」という感じのリアクション。。。

マニュアル化=社長が、ノウハウの詰まった社員の努力を認めず、素人でもできる簡単な業務だと決めつけて、ないがしろにする行為

と、映ったようでした。

マニュアル化は、会社存続に必須な業務を、ベテラン社員でなくても最低限運用できる仕組み化であり、もちろんベテランが実務を行った方がより良い成果が出せる前提があります。
ただ、「あなたの業務をマニュアル化して誰にでも出来るようにするよ。」と言われると、なんだかいい気分はしません。それは確かです。

要は言い方なんだと思います。

私は白血病になり、自身が実務を出来ない期間が半年出来てしまいました。
お金の管理、銀行との交渉、社内の人事、重要顧客との交渉など、自分でなければならないと思っていた実務が色々とありました。

でも、病気の性質上、直接相手に会うことはできなくなりました。
もちろんwebミーティングはできますが、髪が抜けてやせ細り、体力がなく覇気のない状態で重要な面談は難しくなりました。

その時、「自分がやれればベストだけど、出来ない状況になったときに最低限運営できる状態にはしておかなければならない」と強く感じました。

それを思った時に、自分よりも重要な会社のメイン事業のことを考えるようになります。「いまの主力が病気になったりしたら運営を続けられるのだろうか?」

今までもそういったことをちらっと考えたことはありましたが、結論としては「俺が何とかすればいいや!」で終わっていたのが本音です。
おそらく多くの経営者はそう思っていると思います。
自身がまったく活動できない状態というのは念頭にはないはずです。

いま私は会社を継続させるために「マニュアル化」について真剣に考えるようになりました。

マニュアル化でノウハウのあるベテラン社員の実力を業務の遂行以外に活かす環境にする方が、会社がより成長すると思います。
「活人化」を目指す私にとっては、マニュアル化は非常に重要なツールだと思います。
ただ、マニュアル化というイメージがあまりにも良くないのです。
まるで、悪とでも言わんばかりに。。。

なにかよい表現の仕方はないでしょうか???
詳しく状況や課題、将来への期待を説明すれば理解はしてもらえるのだろうけども、全員に毎回は厳しいだろうと思ってしまいます。

もっとポジティブでやる気の出る表現を考えていきたいと思いました。
どなたかアドバイス頂けないでしょうか・・・
よろしくお願いします!

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