見出し画像

ASKはあなたの理想の姿

みなさんこんにちは、みちおです。私は普段、子どもたちとの触れ合い、青少年の育成などをメインに活動している世界で69か国が加盟する教育系のNGO団体の日本の青少年代表として活動しています。今日も、「セッション」を通して皆さんと考えを深めていきたいと思います。

今日は、ASKについてです。

活動 Do

前回の記事では、WHY→HOW→ WHATの順に考えるとうまくいく、という「ゴールデンサークル」の考え方を載せました。これは、今回の記事を読んでいく上でもし途中で迷ってしまったり考えが飛んでしまったりした際の指針にもなるので、もしまだ知らないという方は下の記事から体験していただくことをおすすめします。

今日もいきなり、活動から始めていきます。

みなさん、何か目標はありますか?

まず、あなたが今持っている目標をひとつ思い浮かべてみてください。大きなことから小さなことまで、なんでも構いません。

画像3

思い浮かべれられたでしょうか、もし思い浮かばない!という方は、私が所属している団体の目標「公正で平和な世界へ向けて行動するためのきっかけを作る」を一度自分ごととして考えてくださると嬉しいです。

では、次の質問です。

その目標を達成するために、あなたに必要な要素は何だと思いますか?

少し考えてみてください。

画像4

思いつきましたか?もしかしたらあまり出てこなかった方もいるかもしれません。必要な要素と言われても、いろいろ必要だけど分類しづらいなぁと感じた方もいると思います。

ここで、1つの考え方を紹介します。それが、ASKです。え、尋ねる?と思った方、残念ながら不正解です。ASKとは、Attitudes(態度)Skills(能力)Knowledge(知識)の略です。つまり、

どのように考えて行動するのか

どのような能力を身につけるのか

どのような知識を得るのか

この3つをもとに考えると、先ほどの質問に少し答えやすくなります。

例えば、私たちの団体では先ほど挙げた目標を解決するためにこのようなASKが挙げられています。

Attitudes(態度)
・偏見を持たない
・柔軟に行動する
・積極的に人を仲間に入れる
・自分の行動と決定に責任を持つ

Skills(能力)
・コミュニケーション
・リーダーシップ
・自己を振り返る
・創造的に問題を解決する

Knowledge(知識)
・人口問題
・地域社会の問題
・地理的条件
・環境問題

では、みなさん自身に当てはめて考えてみてください。

みなさん自身の目標を達成するために必要なASKはそれぞれ何ですか?

画像5

今日の活動はここまでとしたいと思います。もし目標やそれに対するASKを共有したいという方がいらっしゃったら、是非コメント欄に!

振り返り Reflect

では、続いて振り返りのパートです。今回の質問は、

ASKを使う前と使った後でどのような違いがありましたか?
どちらの方が考えやすかったですか?それはなぜですか?

です。もちろん正解はないので、思いつくがままに答えていってもらえたらと思います。これもできればメモやコメント欄に書いておくと、後で何かの役に立つかもしれません。

画像1

一般化 Generalize

では、一般化をしていきましょう。ここでの質問は、

どのような場面でASKを取り入れると有効的だと考えますか?
ASKを達成するために必要なことは何ですか?

です。自分の実生活につなげて考えてみることで、ASKの効果が少しずつ発揮されていくことになります。また、下の質問の答えをさらにASKを用いて考えてみることも面白いかもしれません。

画像2

まとめ

お疲れさまでした。今回のゴールは、「ASKを知ることで、目標の到達に必要な要素を考えられるようになる」です。何かをしたい、成し遂げたいという目標を持つことができても、ただ思い続けるだけでは何も始まりません。自分にとって何が必要か、どのような自分であればその目標を達成しているのか。その具体的な自分の姿を考えることがASKによって達成されるというわけです。
ただし、ASKはあくまで理想の自分です。理想の自分を手に入れるために小さなことからでもいいので行動することが必要となります。そのことは忘れないようにしなければなりませんね。
もうひとつ、ASKは教育の機会やセミナーなど、相手に何かを知って欲しい、伝えたい、などの際にも有効になります。相手が最終的にどのようなASKを持って帰って欲しいのか、そこを具体的にするだけで伝える側がすっきりします。また、Do→Reflect→Generalize→Applyや、ゴールデンサークルなどと併用できるとさらに良い効果が発揮されるでしょう。これらの記事を一応下に貼っておきますね。

次回は、「人の意見」について考えていきたいと思います。次回もお楽しみに!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?