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2024年5月1日より、MICHInoX代表に就任致す事になりました、武者匠と申します。

新体制となった当団体をかねてより応援くださる皆様方に、心より感謝申し上げます。

劇団名が変わり、代表が私へと変わりましたが、
団体の作風や方向性に変わりはありません。
『舞台芸術の力で東北から、日本を、世界を元気にする』
この目標に向かい、より一層精進して参ります。

MICHInoXは、劇団 短距離男道ミサイル時代から数えて12年の歴史があり、私が3代目の代表となりました。
今日まで様々な出来事がありましたが、我々が団体を維持し精力的に活動を続けてこられたのは、応援してくださる皆様のおかげであり、またメンバー同士がそれぞれの意思を尊重し、議論と同意によって意思決定を行う運営方針のおかげとも考えております。

よって正直に申し上げますと、私が強力なリーダーシップを持っている訳でも、演劇人として造詣が深い訳でも、権力や一方的な発言権を持っている訳でもありません。私自身は2019年に舞台芸術の世界に足を踏み入れた若輩者です。

それでも私が代表を務める決意を固めたのは、いち俳優として己を磨く事とは別に、チームの力で東北を盛り上げ、東北に生きる人間として誇りを持ちたいと考えた為です。

私は現在も宮城県、亘理町に住んでいます。2011年に東日本大震災の被害を受けました。
当時の事は今も鮮明に覚えています。
そんな私が、劇団 短距離男道ミサイルを初めて知った際の感想は「こいつら、ふざけてるのかなぁ?」でした。ふざけていました。
ただし、誰かのために全力でふざける人達でした。気づけば私もその一員となっていました。

いち俳優として我武者羅に走る中で私の世界は広がりました。けれどもこの先は、被災者としての自己や俳優としての自己とは別に、東北で生きる人間として、東北に根差したチームの一員として何ができるのかを考えるようになりました。

常に迷うことから逃げず、団体の顔として相応しい人間となれるよう努力を重ねて参ります。皆様どうか今後とも、MICHInoXをよろしくお願い申し上げます。

MICHInoX 代表
武者 匠

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