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高揚した気分をまた味わうための文章。

じんわりと高揚した気分を味わった先週。Zoomを通じてこんなにいい気分になったのはとても久しぶりな気がする。いや、もしかして過去で一番だったかもしれない。

これはPOOLOですっごい楽しみにしていたウェルビーイングの講座での出来事。ウェルビーイングについてみんなで考えてイベントの終わりにメンバーの誕生日を祝うというなんとの笑みが溢れるような時間を過ごした。参加人数は90名ほど。

偶然が色々と重なったことでもあるんだけど、コミュニティ運営とワークショップの設計で意図していた観点からふりかってみたい。今後、コミュニティ運営やワークショップを開催する人の何かの役に立てば嬉しい。POOLOメンバーで今後コミュニティ内でイベントを企画するメンバーはぜひ参考に。

そして、だいたいのエッセンスは2冊の本に書いてあるのでぜひ読んでからこのnoteを読んで欲しい。


◉「主客一体」を大切にすること

注:この考えを何よりも大切にしてます恩田。

イベントには主催と参加者の両方がいる。もちろんどちらも欠かせない大切な存在だ。イベントを企画するとき、主催側はどうやって参加者に満足してもらうかを考えてもらうのだけれども、参加者に一緒に空間を作ってもらう意識をとても大切にしている。

茶の湯でいう「主客一体」という考え方であり、バーニングマンでいう「傍観者であるな」に近い。なので、運営と参加者という分けられた構図ではなく、「全員が主催者であり参加者である」ようなイメージだ。参加しているメンバーの意見によってコンテンツが進んでいき、メンバーが参加することで場がつくられていく。メンバー自体がコンテンツであり欠かせないピースのような構成をしている。


◉どれだけ準備をしてきて貰えるか

この主客一体のマインドに加えてもう1つ大切なことが、参加するメンバーが「どれだけ準備をしてきているか」ということだ。例えば、W杯のサッカーの決勝。選手もそうだし、観覧をしている人の「心の準備」は最高潮になっている。こんな準備がされた状態のイベントは最高になりえる。逆にイベント当日に「今日のテーマってなんでしたっけ?」という参加者がほとんどならそれはきっと大変な時間になる。

今回の講義のテーマは「ウェルビーイング×組織と旅」。もちろんウェルビーイングについて知らないメンバーも多くいるはずなので推薦図書を案内した。そして事前課題を設けた。この課題の提出数は100件近くあったし、事前の勉強会を何名かが主催をしてくれていたのでメンバーの準備と温度感が上がっていることは感じていた。

講師で来てもらった前野先生にも事前の課題を共有させて頂き、ウェルビーイングについてみんなが勉強していることが分かっていたのでつっこんだ話を多くして貰うことが出来た。みんなが「準備ができた状態」で講座の時間を迎えることができた。


◉同じ理想を共有すること。考えること。

POOLOというコミュニティは1年間。始まりの1ヶ月はメンバー同士の関係構築に時間を割き、2ヶ月目以降から「学び」にシフトをしていく設計だ。序盤の関係構築の観点では「コミュニティの理想な状態についてみんなで考える」ことを意識して入れている。コミュニティとして向かっていく方向や価値観についてのすり合わせるような時間だ。会社で言えば、ビジョン、ミッション、バリューをみんなで考えることに近い。

ウェルビーイングな組織であること目指しているPOOLO2期。メンバーが自発的にウェルビーイングを高める施策を実行している状態が理想だ。まずは、ウェルビーイングについて理解をする必要があったので、コミュニティが始まる序盤にこの講座が必要だった。

◉実践をする余白の設計

POOLOでは「実践をすること」を大切にしている。ウェルビーイングについて理解してから、実際に自分で実行して振り返ることが何よりも学びになるし身につく。なので、参加者メンバーが実践できる「余白」の設計も大切で講義の中でも余白の時間をもたせるようにしている。

今回は「講義の最後に誕生日を祝いたいです」と事前に連絡をもらっていて誕生日を祝うことは決まっていた。そこに偶然また別でお祝いの制度を作ったメンバーから制度の共有があってサプライズ誕生日祝いが重なったので、なんとも幸せな時間が生まれることになった。しかもウェルビーイングの講座の後だったので、全てがうまく合わさった形になった。


◉最後に

最後は偶然が重なったけれども、偶然が起こる確率をあげることは出来る。こんなことが起こりえるからコミュニティ運営はものすごく楽しいのだ。そして、僕はこういう瞬間がたまらなく好きだ。

POOLO内のウェルビーイングを高めていくこと。そしてPOOLOメンバーから少しずつ外のコミュニティにこのウェルビーイングの熱を伝えてくことを徐々に意識していきたい。「POOLOメンバーと関わるとウェルビーイング高まるらしいよ?」なんて言われるように。そんなコミュニティでありたいしそんな人間でありたい。

本当に素敵な時間だった。

おわり。


ありがとうございます!また新しい旅に出て、新しく感じたことや学びを言葉にできればと思います!あるいは美味しいお酒を買わせて頂きます。そして、楽しい日常をみなさんにお届けできれば。