誰でもできる作業や業務は、専門家が取り組む場合に比べて、能率が悪い

業務改善の中で、作業や業務を、誰にでもできるように設計することが望ましい、とする考え方があるようです。

もしそうなら、私はその会社よりもより効率的な業務を行う会社を作ることができます。

基本的に、私が経営することになる会社では、従業員は、好きで得意なことを仕事にするようにします。好きこそものの上手なれ、で、好きで得意なことを仕事にしている人は、他人よりも上手く効率的に仕事をすることができるのです。基本的に、仕事は、担当者でないとこなせない性格のものとなります。

特定の人しかできない作業や業務があると、人材の流動性がなくなるとか、有給が取得しにくいとか、そういう意見を言う人がいるかもしれません。

しかし、資本主義社会は競争社会であり、常に最高の仕事をすることが求められるのです。社員の一人ひとりが、担当する専門分野を持った専門家集団と、誰でもできる作業や業務ばかりの未熟な集団が競争すれば、専門家集団が勝つに決まっています。

そして、仕事が高度に専門化すればするほど、代わりが効かなくなり、労働者にとっても高い賃金を受け取るチャンスとなります。会社としては、一人当たりの人件費が高くなるかもしれませんが、企業が市場で生き残ることができるのなら、安いものです。

従業員は、専門家に育て上げて、高い賃金を支払って囲い込むべし。

私が経営することになる会社では、もともと才能のある従業員を、社内教育でさらに磨きをかけ、誰にも負けないピカ一の専門家に育て上げようと思います。

そして、好きで得意なことを専門的に行う働き方をする従業員は、働いていて働く喜びが得られ、幸せに働くことができます。有給は取りにくいかもしれませんが、従業員というのは元々時間の自由はないに等しいものなのです。高い賃金を受け取るのですから、従業員には、我慢するところは我慢して欲しいです。

まあ、有給の申請があったら、無条件で認めますけど。そういう法律がありますので。

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