コロナの辛さ
数日前、筑波大学の先生のコロナによる自宅待機期間中の心のケアの資料をもらいました。
とても暖かい内容で、ざっくり言うと
「不安に感じてもいいんだよ」
「日常のルーチンは作りつつも計画は守らなくていいんだよ」
というメッセージに瞑想や対話の勧めがついたもの。
とても良い内容だったのと、メールでなら共有して良いということだったので、会社のメンバーにも共有しました。
すると、思いがけず支社の数名からすぐに返事が。
その内容は、今の状況が辛いというもの。
こんなにも、出して良かったと感じたメールはあまりないかもしれません。
その中の一人は、60歳に近い社員。
「震災も両親の死も経験しましたが、今が一番辛いです」と書かれていました。
このメールには、なんとなく頭をガツンと叩かれたような気持ちになりました。だって、会社は倒産してないし、給与カットもないのに…一番辛い…か…と。自分にはいつも盲点ばかりで…。
コロナの自宅待機により、内省時間や読書時間が得られたという前向きな人もいます。SNSにはそんな前向きなメッセージばかり。
まるで不安だという声を出すのが悪いことのように。
でも…
ひっそりと声にならない声もたくさんある。
今までは忙しさによって向き合わないようにしてきた悲しみが、このコロナで生まれた空白のような期間に一気に押し寄せてきていて、気持ちが潰されそうになっている人もたくさんいるのかもしれません。
それは、苦しいけれど、無視できないもので、統合を望んでいるのかもしれず。
これが何なのか、まだ良く分からずにいながらも、こうしてメールでの対話の機会がもらえたことに感謝しながら記録に残しておきたくなりました。
読んでくださってありがとうございます。
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