H・Mに捧ぐ


暗く濁りし深海に

ありのまま人知れず潜りし君


抱えた夜を悟らせず

君が知るよしもない私は

何も残らぬ手をながめた


そうして君が残した空虚と

美しきくしゃくしゃの笑みを思い

目からしょっぱい水をこぼした


君にこのありがとうが伝わりますように




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