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毎年中長期事業計画作らせないでくださいよぉ

日本企業では、落下傘上司がそもそもあまり業務に詳しくないために
提案すると、「よし、やれ」となることが多く、自分でも相当「やってる感」がありました。なにが正解は正直わかりませんが、よかったんじゃないかな点とひょっとしたら、よくなかったのかもな点を振り返ってみようと思います

よかった点
1.たくさん経験を積むことができた。
企画から実行を全部任せてもらえたことは大きな経験になりました。
2.自社のユーザーに対してインパクトを及ぼすことができた。
業務の通常フローも「こうした方がいい」ということが通ると、この私ごときの発案から大きく現行のプロセスを変更することができた。
お客様からの声をもとにどんどん改善変更を進めることができた。

課題じゃないですかね点
1.予算管理がずぶずぶだった。
使い切らないと、来年の予算減らされるから使い切るべし、な考えは理解できるが、相見積もりを取って比較するとか一切やらず、付き合いのある業者の言い値の通りに支払っていた。ずいぶんと足下見られていたような気がしてなりません、今思うと。
2.毎年毎年、事業計画を作ってる。
だいたい社長が3年おきに本体から、降りてくるのでその人が何に精通していたかで「この部署を強化」や「このコンテンツを売りにする」がガラッと大きく変わる。中長期事業計画も1から作り直しになった。中期くらいはあるけれど、長期事業計画は作っても無駄になるだけ。

外資系に転職して、グローバルで決められたオペレーションフローに変更は、一切「ナシ」です。たとえ、分かり難い、使いにくい、不便でもです。
例えば、日本のお客様はこうだから・・と提案しようとしても、グローバルで決められた統一されたデザインなのでそこは一切変更なしです。

予算管理は、預かった財布の中身でもっとも効率的でよいお買い物をする必要があるため、精査はきっちきっちにやります。予算は全部使い切った方がいいではなく、必要な金額をただしく使うことを求められます。

日本企業の時は「なんで一般社員の我々が、頭をひねって事業計画を作ったり、部署の運用に関しても考えなきゃいけないんだ」と不満に感じたこともありましたが、でも、そういった経験を積んだおかげで、その後のキャリアに役にたったことは確かでした。

外資系は本社から厳しく管理されているために、数字に対してきちんと責任を持つ必要がある、ということかと思います。

外資系の求人(JD)では詳細に求められるスキル、過去の業務内容の経験値、またあった方がよいけど、マストではないスキルが具体的に書かれています。それにマッチした人が採用されるわけなので、即戦力として遅くても6ヶ月目には活躍してることがあたりまえという感じです。

私はポテンシャルで採用だったこともあり1年間はジョブ型上司にかなりキレられながらも猶予を与えられていたわけです、が、2年目からが正念場という感じでした。

続く


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