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上司の違い

落下傘おじさんと、GAFAM上司の異なる点

1.業務にめちゃめちゃ詳しい。50ページくらいある契約書の中身を覚えていたり、数字にすごく強かった(彼自身がそろばんが得意で暗算で四桁とか五桁の計算できる人でもあったけど)
⇨落下傘おじさんは業務に詳しくない、いわゆるピープルマネージャーの役割のみが強かったのかもしれない。

2.おじさんなのに英語がうまい。発音は割と日本人な感じなのだが、文法がしっかりしているし、ボキャブラリーが豊富。書く方も上手だった。
⇨落下傘おじさんのプレゼンテーションやきちんと文章になったメールなんて見たことなかった。「了解です」とか「わかりました」とか一筆書きメールばっかり。たまにパソコンを覗くと、ソリティアをしてたりしていたこともあった。

3.これは上司がというよりも、評価に関してのプロセスがしっかりしていて
年初にPerformanceの数字の目標がglobalから落ちてくる、その数字目標はそのままで、あとは個人のdevelopmentの目標やregionでの計画を加味して
かなり時間をかけて作成をし、半年後にレビュー。半年後のタイミングで順調か、まずいよこれじゃ・・を一旦把握する。
そして一年後にどうだったという評価。上司も私のperformanceに対してとても長いレビューコメントを記載して、それをもとに面談とすごくしっかりとしたプロセス。

私のいたチームは上司の上の人(director)はアメリカの本社にいて彼女の下に日本、韓国、中国、シンガポールのアジアパシフィックチーム、通称APAC
他にもAmerica(South Americaも含む)EMEA(Europe、the Middle East、Africa)のグループがいて、給与査定はまずAPACの中でランクがきまって、その後アメリカとヨーロッパのメンバーと比べられて決まるということを最初説明され「アメリカチームはビジネスの規模も大きいし、勝てるわけないじゃん・・・」と思いました。
そこで自分の上司達が自分のチームメンバーのアピールをし、量とか大きさやプロジェクトの数で単純比較されないように頑張って勝ちとってきてくれるわけです。

ちなみに、最低の評価を2度取ると、「まずいですよ」となり、3度目になると「向いてないので仕事他で探しましょう」となるのですが、営業は売上の数字で評価されるところがあるので、売上目標達成できなかったが続くとよくこれが発動されるようです。

ライザップがでてくるもっともっとずっと前に「結果にコミット」を求められるというところだったのでした。

その後も外資系を数社転職するのですが、上司は全員その業務にめちゃめちゃ詳しい人たちばかりでした。最近日本企業でもジョブ型を導入するところが増えてきていますが、それがジョブ型の上司ということなのですね。

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