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AUSワーホリ体験記 vol.1

旅に出たいなーと思った。
留学ではなくて、 旅に憧れてた。
どうせ行くなら1年くらい行ってみたいと思った。

これはもう20年も昔、19歳の私が体験したワーキングホリデーの記録です。


2001年2月8日


雪の降る日にケアンズへ


ケアンズに到着した時は不安だらけで今にも泣き出しそうだった。

2月のケアンズは雨季。
ものすごい大雨の中、迎えに来てくれたホストファミリーに
「雪」という単語すら伝えられない私(日本は雪だった)。

不安は2倍に・・

ふとした思いつきで大学を休学し、
ワーキングホリデービザを手に渡豪してみたけど、
私は英語が全く話せなかった。


最初の2ヶ月は語学学校に通った。
語学学校は楽しかった。 

それは私にとって始めての国際交流でした。

言葉って面白い。
第二言語を覚えると、話せる人の数がぐっと増える!

4月 初めての旅


バスでブリスベンを往復


ケアンズからブリズベンを往復することにした。
宿の予約、移動の予約、まだまだ全く英語は通じなかった。

コニュニケーションが苦手で、英語も話せない私。

なんでこんな遠くまで来ちゃったんだろう?
日本に帰りたいと何度も泣いた。

でも、帰れなかった。
そんなこともあろうかと、

あえて片道チケットで入国したから・・

英語が話せないと帰ることもできない。

私は持ってきたスーツケースを日本に送り返しました。
持ってきた日本のCDも全部送り返して、
現地の小さなラジオを買いました。

そして私はバックパッカーになった。


オーストラリアに来た理由、この国を一周するために。
この時の勇気が今も役に立ってる。

ペンパルの住んでた街「マッカイ」

5月 停滞期


ケアンズに帰った。

戻ってからの毎日はまさに「自由」。

やらなければいけない事が何も無く、
気がむいたら英語の勉強をして、釣りに行って、
眠れなくなるまで睡眠をとった。

それから毎日、バカみたいに飲んだ。
ケアンズで知ってる人と過ごすのはとても楽だった。

ここで初めて「時間」というものを持ちました。

「時間」 は色んな事を教えてくれた。

日本での毎日がフルスピードで流れていたことも
初めて知ったんです。

6月 決意


居心地の良い場所には長居してしまう。

未知の世界を見たいとは思うけど、
今がこんなに楽なのに
一人で遠い所へ行く必要なんてあるのかな?って考えてしまう。

なかなか出発の日を決められなかった。

だけど時間は流れてる。

私は私のやりたかった事をやるべきだ。

ケアンズで停滞する私

7月 旅立ち


オーストラリア一周のハイライトはここから2ヶ月。

オーストラリアは本当にでかい!
あの時旅に出る決心をして本当に良かったと思う。

1万キロパスでの旅


バスに揺られながら幾度の夜を越えて、

窓から見える一面の星空にため息をついて、

目指す先は赤茶色の大地!


鉱山に水をたたえるブルーレイク


砂漠に突如現れる奇岩


そしてトップエンド。
世界遺産のカカドゥ国立公園、アボリジニの故郷。

バラマンディーを手で釣る


日本では考えられない体験をして、
自分が、人間が、実は以外とタフなことに気がついた。

8月


パースへ


西海岸をパースまで。

西海岸の町はあまり有名ではない。
だからどこで泊まりどんな思い出が出来るかは人それぞれ。

明日の行き先は誰にもわからない。

オーストラリア大陸を移動しながら、
「自分の人生を自分で考える」という当たり前の事を知った。


初めて見たインド洋


そしてパースに到着。

世界でも住みやすい街に選ばれてるパース。
雨季が終わると春が訪れ、花が咲き乱れる。

パースには1か月滞在しました。

オーストラリアへ来た頃はパース(Perth)の発音が通じなくて苦戦した。
パリ(Paris)に行きたいのか?と何度も間違われた。

気がついたら半年の月日が流れて、私のパースも通じるようになった。


ここまで読んでくれてありがとうございます💞

旅の続きは、vol.2へ続きます(o^―^o)

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