「葉祥明氏の表紙画で本を出版する」という夢を20年かけて叶えました🎉 その記念動画を、葉祥明美術館にて、館長の堀内重見さんと一緒に撮影しました✨ 自著『虹のとびらをあけて 子育てはメッセージ』 葉祥明美術館、Amazonにて販売中💫
「ピーンポーン」 玄関のチャイムが鳴った。 「はーい」 「ムニャムニャムニャ」 ん? 日本語ではない言葉をしゃべっている。 「はーい」と外をのぞくと、丸いメガネをかけた背の低い丸顔の女性がいた。見たことのない顔だけれど、思わずドアを開けてしまった。 女性はスマホを手にグッと一歩近寄ってくる。 わっ! 何者? 押し売りか? 玄関に入り込むような勢いだったので、一瞬ひるんだ。 女性はスマホの画面をわたしに見せる。 画面には、「石」と書いてあった。 「石? ストーン
〈いる⭐〉 いる。 いるのよ。 目には見えないなにかが――。 わたしを見守っている誰かが――。 可愛がってくれた亡き祖父母なら、ふとしたときに浮かぶからわかるの。 そうではない、なにかもいる。 わたしには想像もつかないあの手この手を使って、慰めたり、笑わせたり、喜ばせたりしてくれるなにかが――。 そうやって、本当の自分を思い出すように導いてくれるの。 そうじゃないと、泣きながら車を運転しているときに、わたしの心情を理解して、慰める曲なんか即座に流せるわけないでしょ? 不
〈神様との会話⭐〉 ある日、天に話しかけた。 神様、ちょっと聞いて。いましているお仕事のことなんだけどね。 わたしの最初の担当は立ち仕事で、部署番号は17番だったの。何回か同じ場所を担当した。それなりに楽しかったんだけどね、少しあきてきたの。 そんなとき、次は座り仕事になった。部署番号は18番。前より、個別に人と関わるところだから、すごくドキドキした。 わたしだけ、仕事の流れがなかなかつかめなくて、どうしようかと思ったの。手は震えるし。はじめはちょっと、失敗
マイペース登校のわが子を育てた体験談の自著 『虹のとびらをあけて 子育てはメッセージ』に載せている詩を朗読しています。