#58 本の紹介その2 「ユダヤ人大富豪の教えⅢ」
昨日、訳者として紹介した本田健さんのベストセラー書籍です。
「ユダヤ人大富豪の教え」は、ⅠもⅡも共に素晴らしいのですが、対人関係や癒しを得られるこちらを今日は紹介します。
あなたは人間関係が得意ですか??
私は小さい頃から対人関係を繋ぐのが難しくて、これは生まれ持ったものや環境によるものだと諦めていたところがありました。
大人になっても自信がもてず、落ち込んだり悩んだりしたものです。
かつては自分だけだと思っていたのですが、本書のような自己啓発本に出会うようになってからは、このような悩みはほとんどの人が持っているのかもしれないと思うようになりました。
例えば、大ベストセラーの本
「嫌われる勇気」からも推測されます。
アドラー心理学をベースにしたこの考え方が日本人はもとより世界でも絶賛されているのは
きっと、「このような考え方が必要だ」とみんなが感じているからなのでしょう。
そして、対人関係についてまた別の観点で学ばせて頂いたのがこの本です。
物語形式なのでとても読みやすく、わかりやすいです。
対人関係が良くなれば、当然人は集まって仕事も家庭もうまくいき、ストレスも軽減されることでしょう。
それでは今日も3つのポイントから解説します。
1、どんな内容なのか? 2、私が大きく気づいたことは何だったのか? 3、どうすれば対人関係が改善されていくのか?
1、どんな内容なのか
「ユダヤ人大富豪の教えⅠとⅡ」を実践して、仕事で大成功し何もかも上手くいっていると思っていた主人公「ケン」
ところが、ある日妻が突然、実家に帰ってしまう。
驚きと絶望でどうしたらよいのかわからなくなるケン。
そして、よく考えてみれは大きく業績を伸ばしている自分の会社も、従業員との関係など本当には上手くいってはいなくて
うわべだけの幸せだったと感じたケンは、ある海外のセッションに参加することになるのです。
そして一週間、様々なワークが始まります・・・
「人は大きく4つのパターンに分かれています」
それは、
ポジティブ自立
ポジティブ依存
ネガティブ自立
ネガティブ依存
です。
どんな人でも普段からこのマトリックスのどこかにいます。
どのポジションが良いというのはなく、それぞれに良い面と悪い面があり、いずれも人間関係に影響をきたします。
具体的に説明すると、2人の人が対話をする時には自分のポジションとあいてのポジションによる綱引きが起こります。
どちらも、自分が正しいと思って対話を進めるのでうまく行くはずはないのです。
それでは何故、自分がそのポジションになったのでしょうか?
それは、小さい時の環境によるものが大きいようです。
親や家族の状態に合わせて自然に選んでいました。
大抵の人は、親の影響。でも、それは誰が悪いわけではありません。
幼いころに大きな影響がある人の対極にたつことで、けなげにも家庭のバランスをとっていたのです。
・・・
それぞれの特性の特徴やお互いを理解する方法など、具体的な事例をあげながら話は進んでいきます。
そして、ケンをはじめとして参加者全員が、癒しや気づきを深めながら別人のように変化していきます。
この話は、実際に本田健さんが受けられたセミナーをもとに書き上げられているそうで、自分がモデルにもなっているようですね。
2、私が大きく気づいたことは何だったのか?
まず私が本書を読んで思ったこと。それは、私と母との関係です。
母はとてもネガティブ思考、そしてきっちり屋さんの心配性。典型的なネガティブ自立でした。
石橋を叩いて壊して、
「ほら、危ないでしょう」
というタイプです。
私も、基本的には、ビビりで怖がり、ネガティブ思考を持っているのですが、母と話をしていると段々イライラしてきて
「そんなの何とかなるさ」
とポジティブ依存に大きく傾いて、内心では全く自信が持てず、焦って失敗することが結構ありました。
どうして、こんなにも自信が持てず失敗するのか?
自分が嫌になり、こんな性格なのだと思い込んでいました。
しかし、この本でわかったことは、母の極端な「ネガティブ」とただ綱引きをしていただけのことでした。
そのようにしてずっと生きてきたので、母のようなタイプの人がとても苦手で
その人の前だと緊張してうまく能力が発揮できない事が多かったです。
その人の前だと、とにかく心がザワザワしていました。そして、何故か失敗ばかりしてしまっていたのです。
鬱になった原因の一つでもあると思います。
3、どうすれば対人関係が改善されていくのか?
まずは、「自分のパターンを知ること」です。
客観的に自分のパターンを見つめ、癒していきます。小さいころの記憶を癒し、受容することです。
私の場合は自分を客観的に見て、対極にある「ネガティブ自立」にも意識を向ける。
これには、マインドフルネス瞑想がとても役に立っています。
次には、人と対話するときに「センターを意識する」
対極の特徴を認めて、共感していくことで、私も母への理解が深まり、より良い関係を築けるようになりました。
元々、センターに意識を持って行ける才能の人もいるのかもしれませんが、
どうしても相手に引っ張られるのが対人関係の難しさでもあり楽しさでもあるのでしょう。
積極的に苦手な人とも関われるようになりました。
ただ、どうしても合わない人とはなるべく会わないようにして自分の居心地の良さも追及しています。
色々な人がいて、それで世界はまわっている。
そのように楽観的に人を観察してみると、少し楽になるのかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました。
あなたはどのマトリックスに入っているのか。
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