受験校は入塾時の点数で決まってしまうのか?

ふと、過去のデータを見ながら進学先の中学・高校を考えてみると、入塾段階の学年で入塾テストの点数がある程度の水準に達している子達に関しては、順当に中学・高校で合格をしているような気がした。

そこから考えられることとしては
①:入塾段階での点数でほぼほぼ進路が決まっている
②:地頭がいい子はやはりそれなりのレベルの学校へ進学している
※逆に、入塾段階での点数が低いと結果はやはり芳しくない。これは必然と言えば必然だが。
③:例外はもちろんいる。

上記3つに大きく分類されているように感じた。
まず、①に関しては大体の目安が70点後半から80点で1つのラインがある。順当に中学受験、高校受験をクリアしていく組である。志望校に合格している率が高い。次は60半ば〜後半のライン。努力で掴めるか、ワンランク下げるか、といったレベル帯、そして結果となっている率が高い。そして50以下のライン。目標だけ高く努力をそれほどしなかった組はそれ相応の結果で、入塾してから必死についていく、頑張っていた生徒に関しては、点数よりも結果が良かった場合もある。
点数だけで決めつけるのは良くないが、統計上は入塾時の点数がいい子がやはりそれなりの中学・高校へ進学をしている結果となっていた。

②に関しては、4年後半から5年にかけての時期が一番わかれているように思えた。ここでの入塾テストは、それこそ受験に必要な読解であったり数的処理・空間処理が必要な問題が含まれることが多い。これはどこの塾でも言えることではあるだろうが・・・。それがこの時期の年齢でできており、かつ点数をとっている、となるとやはり地頭もいいから理解力も高い、と推測ができるのではないだろうか。

③に関しては、僕が今まで見てきた中では数人いる。入塾時期が遅かった、あるいは入塾テストでは低い点数で入塾した、という子たちである。この子達は中学受験一本で見ると、確かに結果としては思ったような結果にはなっていない。逆に、ここで受からなかった・公立中学校を選んだ、というのがよかったとさえ思う。そして高校受験でしっかりとリベンジを果たしたタイプである。
中学受験の偏差値帯60以上に届かずも、中学校でしっかりとやれば高校受験時には偏差値帯70にも届くのである。

ただし、夢や希望をもたすのは問題ないが、あくまでも現実を直視する必要がある。また、確固たる目標とそれを絶対に叶えたい、という想いがあってこその這い上がりなので、点数が低くても「受かる」ではない。

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