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地震・火山の歴史と防災を考える

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記事一覧

拙著『歴史のなかの大地動乱』の「はじめに」

 拙著『歴史のなかの大地動乱』(岩波新書)の「はじめに」を公開します。  三,一一の後に…

3,11を前にして

 『月刊 保団連』に頼まれて書いたものです。より詳しくは学術会議が開催したシンポジウムの…

3・11直後の東京大学地震研究所の談話会出席記録

 昨日の地震研の月例談話会(2011・3・18)  最初に東北東海岸の大地震の犠牲者に黙祷から…

八六九年地震(貞観地震)の史料   3・11の翌々日のブログ。

 以下、2011年3月13日のブログです。3月18日の東大地震研の研究集会にでたら冒頭の佐竹健二氏…

奈良・平安時代の地震、神話と祇園社

<第46回研究集会 記念講演  東京歴教協> 2013年3月(『東京の歴史教育』42号  …

平安・鎌倉時代の災害と地震・山津波(『HUMAN』Vol3、2012年12月。人間文化研…

 二・三年前から、この列島を襲う集中豪雨によって各地で山地が地盤崩壊を起こしているという…

地震・火山の観測研究五ヶ年計画の審議に参加して科学

                    保立道久  私は、科学技術学術審議会測地学分科会(分科会長、藤井敏嗣)の地震火山部会(部会長、平田直)に設置された次期研究計画検討委員会(主査、末廣潔)の専門委員を委嘱されて、2014年度よりの研究五ヶ年計画「災害の軽減に貢献するための地震火山観測研究計画の推進について(建議)」の立案に参加した。会議は文部科学省において2012年12月28日から2013年7月8日まで行われ、さらに何回かの打ち合わせが東京大学地震研究所において行われた。

地震学の用語法。地震と地震動、予知、正断層など

地震学の用語法・ターミノロジー――(1)「地震と地震動」,(2)正断層と逆断層 以下は、二〇一…

東日本大震災は「予知」されていた! 「災害予知」という概念について

 これは熊本地震のしばらくあとの文章です。  私たちは現在、熊本地震において地殻の動きが…

976年地震が南海トラフ大地震であった可能性について

 ある紀要のためにに書いたもので予定変更により出版は来年の三月頃となりますが、(私説が正…

「石母田正の英雄時代論と神話論を読む――学史の原点から地震・火山神話をさぐる」

以下はアリーナ2015年(第18号)に書いたものです。長いです。そのうち本にしたいと思ってい…

日本の国の形と地震史・火山史ーー地震史・噴火史の全体像を考える(2018-12の講演事…

12月8日の明治大学博物館での講演の概要。事前宣伝文書にのったもの。  拙著『歴史のなかの…