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価値観を知ることができるカードゲーム『バリューズカード』をやってみました

昨日の酒の席でやらせていただいたこちらのボードゲーム『バリューズカード』。

カードの枚数は合計89枚。それぞれ異なる「価値観」が書かれている。

プレイヤーはまず五枚を手札として加え、ターンがくれば山札からカードを引き、自分の中でいらないと思った価値観のカードを一枚捨てる。山札だけでなく、他の人が捨てたカードを取ることも可能だ。

これを繰り返していき、最後に残った五枚をそれぞれ見せ合うというシンプルなもの。勝ち負けは存在しない。ひたすらカードと自分の価値観を照らし合わせていく。

前述した他プレイヤーの捨てたカードを取れるというところもさることながら、捨てたカードでその人がどんな価値観を持っているかというところも露わになっていくのもまた面白いところ。そのため相手の手番にも注目が集まる。「あー、それは確かにいらないね」「え?それ捨てちゃうの??」といったコミュニケーションが発生する。こういう部分こそボードゲームの真骨頂だと思う。

持てるカードは五枚という制限がある以上、時には苦渋の選択を迫られたり。

中盤で僕は「喜び」を捨てた。捨てるのに少し躊躇したけれども、これは「喜び」が必要ないというわけではなく、今手持ちの五枚の価値観があれば、「喜び」は体現できるよな、といった考えによるもの。後の手番で「幸せ」を捨てている方もいたが、これも同じような理由ではないかと思う。

おそらく一番のミスは「健康」を捨てたこと。これは隣の人に即取られた。今思えば「健康」なんて前提の前提だろうよ…まあ今それなりに健康だしいっかな、といった思考からなのか、太く短くが素敵だと思ってるのか。どこまでが健康か、という自分の基準値も関係しているかもしれない。価値観そのものだけでなく、カードに書かれたやや抽象的な言葉をどう捉えているかというところもカードの取捨選択につながってくるのだろう。まあ結論としては、きっと捨てなくて良かったと思う。


そんなこんなでプレイから30分ほど経過し、出来上がった自分の最重要価値観5つがこちら。

まず最重要案件は「自由」。これは幼い頃の経験から来るものなのかもしれない。縛られんのはやだ。

続いて「刺激」。毎日何か起こってほしいという期待を込めて日々を生きてる。自分の行き当たりばったりの上京という選択がこのワンツーフィニッシュを物語ってるように思う。

次に「エモーション・感情」。何かに触れることで自分の感情を動かすこと。感じること。このために生きてるから。

四つ目は「本能的」。このカードが来たときに既に持っていたカードの「行動」を捨てた。これは本能に従っていれば自ずと良い方向へ行動していく(本能的という大きな集合の中に行動という価値観がある)と思ったから。あと本能的の方が言葉として好き。カッコ良い。大事。

最後は、感謝。これは自分の中で一番にも最後尾にもなりうるというか、上記に挙げたものとは異なったピラミッドに位置する価値観のように思う。「感謝される」というよりは、「感謝する」ということ。自分が今楽しく生きてんのは皆のおかげだから。

選んだ価値観の中にはやや被っている部分もあるけれども、改めてどれかを削って「健康」が入る余地はあるかといったら…ないかもしれない。カード所有者の方には「好戦的」と称される内容になった。僕はサイヤ人。


上記のリンクからオンラインでもできるそうなので、皆さんもぜひやってみてください。

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