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44/1096 唯一のお母さんらしいこと

吾輩は怠け者である。
しかしこの怠け者は、毎日何かを継続できる自分になりたいと夢見てしまった。夢見てしまったからには、そう夢見る己を幸せにしようと決めた。
3年間・1096日の毎日投稿を自分に誓って、今日で44日。

(この毎日投稿では、まず初めに「怠け者が『毎日投稿』に挑戦する」にあたって、日々の心境の変化をレポートしています。
そのあと点線の下から「本日の話題」が入っているので、レポートを読みたくない人は、点線まで飛ばしておくんなましね。)

44日目の今日は、ふと、100日達成に難しさを感じていない自分を発見。一日、一日に変化があるのが面白い。
日課を持つことの良さって、同じことに当たるからこそ、自分の変化がよくわかるところ。こんなことを初めて知れて、静かに嬉しい。
 
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変化といえば、先日娘がありがたきことに12歳の誕生日を迎えることができた。日々育っていく娘を見ているだけで、本当に感慨深い。
今日はそんなことを思ったから、子育てについて書いてみよう・・
 
わたしは少しも立派なお母さんではなくて、わたしの母のように、早起きをして栄養の偏りのないご飯を毎日作ったり、手刺繍の上履き入れを作ったり、家の中を完璧に掃除したり、畑で育てた野菜でお弁当を作ったり、ということを全部ひとりでやり遂げることなどまるでできない。
料理をする時に娘に手伝ってもらったり、家事をゲームにして分担してやってもらったりもしょっちゅうだ。具合が悪い時はすぐに娘に甘えるし、落ち込んでいる時に娘と一緒にいてもらうし、愚痴もこぼす。それに、イタリア語がメッタメタにダメだから、数学以外の勉強を教えられたことすらない。
 
ただ、そんなわたしでもひとつだけ、親として絶対に守りたいと思っていることがある。それは、わたしだけは絶対に娘の味方だということ。
いざとなったらわたしがいる、ということが娘の感覚にあってほしい。
それをわざわざ娘に言いはしないけれど、こう思って娘に接し、この思いを持って一緒に暮らすことがわたしの唯一の親らしさ、だと思っている。
 
イタリアでは、11歳で子どもたちは中学生になる。日本ではまだ小学校5年生の年齢だ。
こちらでは成績表をもらう時に、担任の先生と面談があるのが一般的で、昨年娘が入学した中学校でもそうだった。

わたしは夫と面談に行ったのだが、担任の先生は娘の学校での態度に怒り心頭という様子だった。
あなたの娘は教師に対する尊敬が足りません。先生が話しているときは大人しく真面目に聞くように家庭でも指導するように。大人の言うことにはすべて従うように教育してもらわないと困ります。と威圧感たっぷりに言った。家でもそうするべきなのは、わかるでしょう。家に帰ったらすぐに実行するように。すべての先生があなたの娘のことは反抗的で奔放すぎると言っています!わからないなら英語でももう一度言いましょうか?
と、こちらをずいぶんと馬鹿にしたような態度だった。
 
わたしは黙って聞いて、英語での説明はいらない。何を言ったかだいたいわかっている。娘は家でも同じ様子だから、学校でもそうなのでしょう。と堂々と言った。謝罪もせず、彼女の考えに同意もしなかった。そしてそのまま質問があるかと聞かれてなにもないと言ってブチ帰ぇってきてやった。

わたしは、娘の反抗期を力で抑えるつもりはない。家でだって娘はわたしの言うことなど聞かない。そこで喧嘩をしてはすぐに仲直り、を繰り返している。ひとつひとつのことを、なぜなのか説明している。風邪を引いているから身体を温めようとか、部屋のホコリを取るから片付けようとか、そういうことを押して、反抗されている。
だけど、わたしは、わたしが大人だから、親だから、言うことを黙って聞けなどと言ったことすらない。どういう発想だろう。マフィアかよと思う。

それに、たとえ反抗期でなくたって、大人への尊敬も尊敬しているような演技も強制するものだとは思わない。子供の気持ち、はどこへ行ってしまうのだろう。娘は学校から帰ってくると、他の子が連絡事項を聞き逃したから教えてくれとしょっちゅう聞かれている。そしてそれに答えられなかったことなどない。いつも丁寧に教えてあげているから、よく見れば聞いているはずなのに。一体この教師は何を見ているのだろう。

あの場で彼女に反論をしても仕方がないのもよくわかった。彼女がその時、強くヒステリックな精神状態にあったからだった。だから、わたしはそれ以上何も言わなかった。こんな時にお母さんがもしその教師の言うとおりだと思っていないのに、そうですね、先生のおっしゃる通りですね、わかりました、すみません、よく話して聞かせますので、などと言うのは醜いと思う。嘘つきだし、保身しか考えていない。その場に子供がいなくたって、それは子供への裏切りだと思う。学校で先生との間に問題が起こることよりも、親がそんな気持ちでそばにいることで与える子供への影響の方を考えたほうがいいと思う。

その担任の女性教師は、威圧的に話す理由があるのだろう。そうでなければ、そして本当に親身ならば、同じ内容を穏やかに建設的に話すことができるはずだもの。このジャイアンがどうして教師になろうと思ったのか、首を傾げてしまった。
 
わたしは帰ってから、娘にこの事を話した。
担任の先生がものすごく怒ってたよ・・!尊敬しろだとか言われたことには従えだとか。いつもああなの??ママは子供が大人の言うことを全部聞かなきゃいけないと思わないから、あいつとは考えが違うんだ。ママが子供の頃、学校でそういう事言われると地獄だったからさ。無駄な命令ばっかりで。仕方ないけどね、色んな人がいるからさあ。
だから、きんちゃんは家でもそうだよ。とだけ言ってやったよ。今後も先生が怒ったって、自分の心のチェントロ(真ん中)にあることを信じていいんだよ、と。

すると娘は、それは彼女(担任)の問題だよ。彼女は、彼女の頭の中で起きていることだけを見て、あとは何も見ないよ。いつも怒っていて、怒るともう何も聞こえないんだよ。きーちゃん、学校で必要な話はちゃんと聞いてるよ。でも彼女は何を言っても信じないんだよ。それで、気に入っている子が何をしても絶対に怒らないんだ。その子のお母さんと友達だから。と言った。子供というのは本当に冷静に物を見ているものだと思う。
こんな時に、お母さんがそんな先生の味方だとしたら、一体娘はどう思うだろう。

子供にとって、何よりも大事なのは親が理解者であること、親が味方であることだと思う。わたしは娘を信じる。それが本当かどうかよりも、信じることのほうが大事だと思う。
こういうときに、社会で通用するようにするのが親の役目だ、誰にも迷惑をかけないように教えろ、親の責任はどこへいった、などなどの意見を持ち出したい気持ちもわかるけれど、それよりもやっぱり、子供の親への安心感の方を、わたしは大切だと思っている。それなしに、どうやって社会を見ろというのだろう。
 
わたしはかなりのダメ母さんだけれど、子供の矢面にだけは立てる母でありたい・・・・世界中でお母さんだけはそれをしてくれると子供が信じたっていいと思う。我が娘に、この愛伝わっていますように・・・
 
それでは、今日はこんなところで!また、明日。


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