879/1096【好きを知る】惹かれた心の芽を摘まない

吾輩は怠け者である。
しかしこの怠け者は、毎日何かを継続できる自分になりたいと夢見てしまった。夢見てしまったからには、己の夢を叶えようと決めた。３年間・1096日の毎日投稿を自分に誓って、今日で879日。
※この毎日投稿では、まず初めに「怠け者が『毎日投稿』に挑戦する」にあたって、日々の心境の変化をレポートしています。そのあと点線の下から「本日の話題」が入っているので、レポートを読みたくないお方は、点線まで飛ばしておくんなましね。

８７９日目。寝不足だ。眠っていない。進撃の巨人のアニメがイタリアのネットフリックスで観られるのだ。一気に４０話まで観てしまった。

寝不足をするときの大切な二つのルールというのを、ご存知だろうか。ひとつは『どれだけ眠くになろうとも次の日の己の役割を満足にこなすこと』。もうひとつは『寝不足になるなら、次の日にどれだけ眠くなろうともまったく後悔をしないであろうことのためになること』である。え…？これは誰の言葉なのかって…？それは、わたしである。すまぬ。

わたしは今日も毎日投稿を書いて更新するし、徹夜を後悔などしていない。それどころか、眠気すらないのだ。調査兵団がこれまでに払ってきた犠牲の前に、眠気など催している場合かッ…！！！（狂

というわけで、この毎日投稿が進撃の巨人にも寝不足にも侵害されない聖域であると己に向かって証明すべく、今日も書こう。

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わたしたちは、なにかに惹かれたときに、ついそれをジャッジしてしまいます。惹かれた対象そのものや、それに惹かれた自分自身を。

あっ！スケボーって楽しそうだな！→いやいや自分もう歳だし、あんなのは若い子のやることだし、第一転んだら痛いし、せっかくスケボーを買ってもあとでやらなくなったら無駄になっちゃうし…ウジウジウジウジ…

わ～、漫画を描いてみたいな～→はい却下。自分絵下手だし、昔描いてみて他の子みたいに上手くなかったし、却下すぎて却下しかない。問答無用。

と、このようにしてふと浮かんだ小さな「いいな」「やってみたいな」を芽が出た途端に摘み取ってしまうのです。

そしてそういう人はついつい『惹かれたほうが良さそうなものに惹かれよう』としてしまいます。ただ惹かれるものではなく、惹かれたほうが得しそうという打算のあるもの、ばかりを実行に移すのです。

理屈抜きに惹かれたのでははなくて、惹かれたほうが良さそうに見えるものを””惹かれたことに””してしまいます。自然とか、スピリチュアルなこととか、菜食とか、ヨガとか。それを好きな方が自分にとって得になりそうだから、素敵に見えるから、身体に良さそうだから、惹かれたことにする。「スケボーや漫画よりずっと自分のためになる」と思うから。

これを繰り返している人が、「正直なところ、本当は自分はなにに惹かれ、なにが好きなのかがわからない」と言うのを聴いたことが何度もあります。

惹かれる感じを芽のうちに摘み取ってしまううえ、芽の出ていないところに突然他所から採ってきた芽を植えて、「根付かない」と嘆いているのです。

今日はこういう癖がついてしまったと感じる人がやってみると良い簡単なワークをお伝えします。それは、その小さな芽が出たときに「書き留める」というワーク。少なくともキャッチし、少なくとも三次元の表現方法に落とす。思いつきを必ず拾っていきなり実行しなさいと言われてもハードルが高すぎて難しいので、まずは書き留めるんです。やってみるとわかりますが、実行することを課さないほうが、芽が出たときにキャッチしやすいんです。そして実際に試してみると、これがまた楽しいんです。

例えば、ちらっと、ほんのちょっと「ああいいなあ、自分のデザインした服を作れたら」と思ったら、摘み取る前にスマホでも手帳でもそれ用の大きな紙でもいいので、「自分のデザインした服を作ってみる」というふうにパパっと書きます。もし気が進んだら、思いついたデザインも描いてみます。これで終わり。とても簡単です。

ちらっと「山の頂上に行ってヤッホーと言って気分爽快っていいな～！」と思ったら書き留める。「美術館デートで見つめ合うのいいわぁん」と思ったら書き留める。「指揮者やってみたいな～」と思ったら書き留める。

キャッチする→書いて表現する。

まずこれだけをやります。しばらくやってそれを溜めてみます。するとね、ここからがまた面白いのです。そこに、傾向が現れるんです。いつもこういう系統のことについて惹かれているなあ、ピンときているなあ、というものが見えてきます。そうしたらしめたものなのです。

その系統のことはあなたにとって、今気がかりなこと。魂の惹かれるもの。あるいは超えてみたい課題に関係したこと。芽のうちに何度も摘み取ってしまううちに忘れ、常に却下する対象にしかなっていないけれど、本当は惹かれてしまうもの。今必要なもの。最も求めるのが怖いもの。

いつも芽を摘んでしまうため自分の惹かれるものがわからなくなってしまった人にとって、出た芽をいきなり受け入れて世話をし、実がなるまで育てることはとても難しいのです。

だから、とりあえずは芽を摘まないでいるだけでいい。そして残った芽を見て、その土が今なにを育ててほしいのかをゆっくり見極めればよいのですね。

チラッと来たものを書いてみる。まずは芽を摘まないというだけで、はじめは難しいかも知れません。けれども、ここはもうノージャッジでいきましょう。相撲やってみてえ、とかでもいいのです。いいな！と一瞬身体が惹かれたのならとにかく書いてみて。

慣れてきたら、それが例えば「男性の身体に乗り移って動きまわってみたい」「リヴァイ兵長とデートに行きたい」などなどの、実現不可能なこともノージャッジで拾って書いてみてください。たくさん書いてみたあとに、傾向を見るのが楽しいですよ。どんな事に関するものが多かったのかを見てみてください。

大まかに見てみると、自分は今異性にトキメキたいんだな、恋がしたいんだな！とか、自分は今身体を動かしたいんだな！とか、精神世界のことに惹かれているんだな、など、自分のピンときたことの傾向が見て取れます。（カテゴリに分けて数を数えてみたりするのも面白いですよ）

人から認めてもらいたいんだな、やたらと海外に行きたいんだな、自分を人に見せたいんだな、目立ちたいんだな！などなど…人によって多めに現れるものの傾向は千差万別です。それを拾ってみると、一種の心理占いのような面白みがあります。自分がものすごく気にしていることもわかりますが、惹かれるものの方向が見られるのは嬉しいことですよね！

というわけで今日は、惹かれるものがわからなくなってしまった人は、なにか気になったことを実行に移すというプレッシャーを抜いて、””惹かれの芽””を摘まないで書き込んで傾向を見る、ということをしてみると面白いですよ！というわたしの好きな易しいワークのシェアでございました。最近自分は、心理ワークメーカーと名乗ろうかと思い始めております、笑
よければ試して遊んでみてくださいね！！

それではまた、明日ね。

壇珠