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キャリコンを目指したきっかけ②

キャリコンを目指したきっかけ、続きです。
新入社員に「仕事の引継ぎ」をしていき続けた結果、自分の仕事範囲が縮小されて誰がやってもよいファイリングだらけになった時。
メンタルダウンになりかけました。この苦い気持ち、久しぶりすぎて辛かった。まるでダッチロール状態みたいだなと思いました。

そして、このダッチロール状態は今に始まったことではない、と不意に思いました。小さなダッチロールは何度か繰り返していたけれど、この根本のそもそもの起点はどこだろう。そんなことを考え始めました。
そして、職場でも追い打ちをかけるように部長との評価面談で言われます。
「何が不満だって言う訳じゃないけどさ。
 このままいったらドラスティックに君を切るかもしれないよ。」
「やりたいことやって成果だせばいいじゃないか。」と。
この時なぜ私は黙っていたんでしょうかね?
上司による部下(=私)への指導放棄だと気づかなかったのです。
それくらい追い詰められていました。

でも、この「やりたいことやって」という言葉はキーワードになりました。
考えました、「私のやりたいこと」。
おそらくダッチロール状態の起点もそこだろうと何となく思いました。

そして思い当たる映像が頭の中をよぎりました。
それは大学時代実習の帰り道での打ちひしがれた昔の私自身の姿でした。
心理学を専攻していた私は大学3年生の時に心理職が働く場を実習見学する機会がありました。あちこち行くたびに自分の可能性がどんどん信じられなくなっていく弱い自分がいました。
カウンセラーになりたい、その一心で勉強して心理学専攻についたのに。
自分の可能性を信じてあげられなかった昔の自分。
ダッチロールが始まったのは、その時からだったのだと気づいたのです。
「私のやりたいこと」、それは昔の自分の夢の続きを追うことでした。

もちろん打算もありました。
経理以外に出来ることがもしあったら、今の会社定年まで居られるかもしれないとも考えましたから。
昔の私は自分の可能性に蓋をして踵を返したけれど、今の私ならばとりあえず行動してから考えようと腹をくくりました。
情報収集を始め、資料を集め、勉強する学校を選び。
そこからは迷いがなかったですね。
準備から一年後、私は2回目の受験でキャリコン資格を取得しました。
1回で合格できなかったのが私らしい。詰めが甘いんですよ、昔から。
そして、仕事に活かせていない今もなんとも私らしくて笑えます。
覚悟が足りないんですね、たぶん。
でもこうやって文字にしていくことで、私は少しづつ前に進んでいっていると感じてます。

ここまでお読みいただいた方、ありがとうございます。
あとはキャリコンとしての覚悟を持てばいいのだと、文章を書きながら気づきました。
実は今週末、キャリコン仲間にお願いしてキャリアコンサルティングをしていただくことにしています。
少し落ち着いたら、そのコンサルのことも振り返れればと思います。

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