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『花束みたいな恋をした』を観て絶望した日。

ずっと観たかった、『花束みたいな恋をした』を観てきた。

つい一週間前に観たのにまだ余韻が抜けない。
それほどよかったのか?と聞かれると、素直によかった。


──これはきっと、私たちの物語。

映画のキャッチコピーにもあるように
共感できる!わかる!長く付き合っていったらそうなるよねぇ、、、が詰まっている、恋をして付き合って、色々あって別れてといった一連の流れをよりリアルに表現した共感性の高い映画のようだ。

ただ、私の場合は全く共感できなかった。。。

私事ですが、両思いになりちゃんと付き合った人数は若干3名。
それも全部1年にも満たないの短期間だ。
アラサーにもなり実に乏しい経験でございます。

本作は、胸を締め付ける切なさに包まれた〈恋する月日のすべて〉を、唯一無二の言葉で紡ぐ忘れられない5年間。不滅のラブストーリーである。
※以上公式HP抜粋(https://hana-koi.jp/)

大学生の若い時の水々しい恋の始まりや、社会人になってからのすれ違いなど、人生で普通の人は通るであろうことがスクリーンいっぱい高純度に映像化されている。

さて、私、共感できない。こんな体験したことない。羨ましい。学生時代に戻りたい。一緒に大学の授業サボって3日間お泊まりイチャイチャしたい。社会人になりたての頃にタイムスリップして、お互いの心のすれ違いについて葛藤をして悩んだり、若くて脆い恋を力一杯体験したい!!青春したい!!!!!!!

と、共感して感動するというより、こんな恋、体験したかった。

あれでももうアラサーだ。間に合わない。どうしたって時は戻らない。タイムリープしないと無理だ。という気持ちでいっぱいになり、虚しくなってしまった。。。

その気持ちを抑えるために、一人焼肉に行って、生ビール一杯昼から飲んできて、いや、大人って一人でなんでも楽しめるし最高!と無理矢理自己満足して帰ってきた。

一人でビール飲みながら映画→一人ビール飲みながら焼肉→一人夜景鑑賞といった、私がよく行う独身非モテ女のフルコースな1日を過ごしてしまった。

あんなに観たかった映画を観たのになんだか虚しい1日でした。

私に大人の甘酸っぱい恋はいつ訪れるのぉぉぉぉ!

といった至って気持ちが悪いシンデレラチックな考えを抱き続けている、痛いアラサー女の実に虚しい1日でした。


fin

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