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なくても生きられる読書の価値とは
本を読む時間はないけれど、自分を変えたい、変わりたいと願う人はいる。
こんにちは、ミチテルです。
4年前まで本を読む習慣すらなかったのに、
読書が人生においてなくてはならない存在にまでなっている、ミチテルです。
インスタストーリーでは本のことを語り、
出会う人には最近読んでいる本をシェアし、
こんな文化人みたいな一面が私にあるなんて
夢にも思っていませんでした。
本を読んで、なにかになるの?
今すぐお金になるの?
読まないと生きられないの?
もちろんそんなことはなく、今日1日本を読まなかったからって死にはしません。
ページをめくったところでお金は転がってこないし、水を飲むほうが大事です。
それでも私は「読書は人生になくてはならない」と言い続けます。
それは、私の人生を大きく好転させてくれたきっかけが「本」で、
今も私自身を成長させてくれる存在だからです。
読書のなにが人生を好転させたのか
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本を読まなかった私が読むようになったのは、
「私の人生このままでいいの?」という、
あまりにもこすられ続けたよくある問いが、
じわりじわりと心に広がってきた2019年あたり。
なにかをしなきゃいけない、という、漠然とした焦りはあるものの、
本を手に取る習慣がなく、まして買うという発想なんて毛頭ありません。
買うなら雑誌や漫画のみ。
自分の内面を変えるということに意識も向かなければ必要だとも思っていなかったんです。
だって本を読んでいない今、なにも困ってない。
でも、いよいよ「この生活を変えないとまずくない?」と思ったのは、必要に迫られてから。
このままだと子どもの時短が切れてフルタイムになる。
働き方はこのままでいいわけがない(通勤片道1時間は無理ゲーすぎる)
子どもたちの貴重な成長の時間を見逃し続けてしまう
今いる場所で本当に働きたいのかわからない、などなど
自分にとって何かを「変えなきゃまずそうだ」というときに、
ようやく今いる環境より外の世界に目を向けようと思い、
本を手に取るようになりました。
車から流れる音を「言葉(聞く本)」に変え、昼休みの時間を使って本を読む。
そうして半強制的に思考と習慣を変えるレッスンを繰り返すことで、
見えたのはあまりに知見の狭い私の姿でした。
本を読むという行為でなにが変わるのか
私たちは、日ごろ何かしらを考えて生活しています。
今日の朝ご飯は何にしよう。子どもを迎えに行く時間は18時だから、それから間に合うように夕飯はこれにしよう。あ、今日からアマゾンプライムデーだ。買おうと思っているものは対象になっているかな。あ、ママ友に返信するの忘れてた、返さなきゃ。
これまで生きてきた中でも、意識下であれ無意識であれ繰り返してきた「選択と決定」
ライフステージが変わり、
生活の中に自分「以外」の存在が入り込むことで、
さらに「選択と決定」の機会が増えていきます。
自分「以外」のだれかのタスクまで担いながら生活しなければいけない。
まるで自分とはどこに存在するのか分からなくなるような感覚。
そんな日々をがむしゃらに消費していくなかで、
「私って何のために生きているんだろう」
「私って何を目指しているんだろう」
自分という人間に役割がいくつも課され、
迷いやゆらぎが出てくる人も少なくないと思います。
これはアイデンティティクライシスとも言います。
アイデンティティクライシス(identity crisis)は、自分が誰であり、何を目指しているのかが不明確になり、自己認識や自己価値に対する混乱や不安を感じる状態を指します。この概念は、心理学者エリク・エリクソンによって提唱されました。
私も例にもれず、その一人でした。
家と職場の往復を繰り返し、
子どもを中心に生活が繰り返されるなかで、
自分という人間の存在価値や、
これからの生活への手触りのない不安が、
息を吸って吐いているだけなのに襲いかかってくるような。
自分の中の語彙だけで自分を救えるわけがない
こうして焦りの中から始まった読書生活。
本から得たのはたくさんの情報と、思い知らされる無知でした。
知らない言葉もたくさんあり、こんな私が子どもを育てるのか、と、自分自身に愕然としたのを覚えています。
社会のこと、経済のこと、貧困のこと、教育のこと、、本当にうわべしかしらないような人間でした。
無知にようやく気付いた私は、
恥ずかしさの痛みとともに
「知る」ことに対して夢中になっていきます。
むさぼるように本を読み、
知らないことを知ることで、
「幸福感」を感じるようになっていきました。
知っていくことで何が変わったか
自分の生き方を問うようになりました。
本当にやりたいことはなんなのか。
今の職場に私が時間を割く理由はなにか。
私はどんな生活を望んでいるのか。
その時の私は、それで「一歩進んだ気」になっていたし、
わずかではありますが「漠然とした不安」が少し和らいできたような気もしました。
でも、その程度なんです。
その時の私の思考力では、その程度でしか深められず、
解像度を上げられず、
自分の想いの本質にたどり着くことさえ本当の意味ではできていない。
書くことのほとんどが浅いんです。
とても抽象的で、結局何を望んでいるのかがわからない。
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自分の中の語彙でしか問えず、
自分に備わった思考力でしか解像度を上げられない。
シュノーケルで息継ぎができる深さでしか
自分自身を観察できていないような状態です。
深海にたどり着くまでの装備を、まだ私は身に付けていない。
掘り下げる、といっても、
その時の私の情報量、知識、語彙量でのみ
繰り返される「自分探しの旅」に
終わりがあるはずがありません。
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ですが、本を読むことを習慣的に続けていくうちに、
興味の範囲が広がっていき、
日々の出来事を多様な視点で考えることができてきました。
考えることと書くことを繰り返して決断できる
思考する力は、一日二日でどうにかなるものではありません。
そうして出来上がったものがもしあるするなら、
とても脆弱で壊れやすいものです。
目に見えない、読書による思考という行為を
日々繰り返していくことで、
生きやすくなっていきます。
その生きやすさはどこからくるのか
それは「自分の人生における意思決定力を持つこと」だと思っています。
自分が自分の行動を決定できている、という感覚。
ちゃんと自分が人生を動かしているという実感。
自分で決めるということは、
誰のせいにもできず、責任が伴うのに
とても身軽になるものだな、と
不思議に感じたことを覚えています。
読書によって思考力がより養われ、
その力をもって考えたことをアウトプットすることで、
自分の人生における意思決定力を持つことができた。
これが私が読書をオススメする理由のひとつです。
一生付き合うのは自分自身だからこそ
「どうやって掘り下げたらいいのかわかりません」
私は個別相談を2年ちょっと前から始めました。
ありがたいことに、
私に「話を聞いてほしい。問題の本質を見出し、次のステップを確立したい。」など、さまざまな理由で相談してくれ、
すっきりして帰ってくれるのが、私もとてもうれしく感じています。
それと同じくらい、
「個別相談以外の時間で伴走し続けるパートナーはあなた自身」
だということも常々思っているんです。
私自身、正直しっかりした人間でもありません。
それでも、
私が死ぬまでともにし続けるパートナーは私自身だということを知っているから、
私自身をレベルアップさせることは止められないんです。
だからこそ、
あなた自身という最強のパートナーと伴走していくときに、
より豊富な語彙でより深く思考できる人が多くなってほしい。
そのためにも、読書はどうしたって必須だと思っています。
読書×セルフコーチングで人生に変化を
インプットとアウトプットをセットで行う
セルフコーチング型輪読会「るん読会」
9・10月クール、募集しています!
▼こんな方におすすめです!▼
本を読みたいけれど積読になっている
読んでも理解が浅い
セルフコーチングの習慣をつけたい
内省する力を身に付けたい
自己成長欲求が高い
自分軸を身に付けたい
また、モニターで参加してくださった方の感想をシェアします
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グループ会への参加で、読書の良さを再発見してもらえました。
これは、ただ黙々と本を読むという行為だけではなく、
自分で自分に問い、考えを深め、一緒に考えを共有し、
人とのちがいを知ることができるグループ会だからこそ。
その体験から生まれるものだと思います。
読書っていいよ、って、一方的に伝えるんじゃなく、
一緒に体感していきたい。
そして、豊かな自立のサイクルを、こうして今出会えたみなさんと一緒に歩んでいきたい。
【募集期間】8月23日(金)~8月31日(土)まで
【募集人数】上限なし
【開催場所】Discord&Zoom
【開催日】
🌞9月5日、26日、10月17日(11-12時)
🌛9月16日、10月7日、25日(21-22時)
※リアルタイムで参加が難しい場合でも、ワークシートで取り組むこともできますし、Discord内にアウトプット部屋を用意しています✨
【価格】2,000円/月
【テーマ本】お探し物は図書室まで
▼こちらからお申込みできます▼
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とりあえず2ヶ月試してみる、でもOK!
読書の大切さを説法するつもりはありません
ただ、体験してほしい。
学ぶことの楽しさを。
自己内省の奥深さを。
自分を知るのも深めるのも内省するのも、
どこまでできるかは
あなたの中の「語彙」があってこそ。
インプット・アウトプットの習慣をつくり、
地に足をつけた人生のかじ取りを。
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ぜひ一緒に「新しい読書体験」してみませんか?
たくさんの方のご参加、お待ちしています✨
最後まで読んでいただきありがとうございました!
興味を持ってくださったみなさんと
9・10月クールのるん読会をスタートできること、心から楽しみにしています!
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