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アロマセラピーが欠かせないものとなった日常

初めは眺めていただけ

何年も前、今はもう無くなってしまいましたが、行きつけの自然派の商品を
扱った薬局がありました。
ハーブティーや漢方薬などに興味があって、体に良いと聞くと試す。というのが趣味でもありました。

ある時、その薬局で小さな緑色の遮光瓶をみつけました。
それは精油でした。
嗅いでみると、どれも良い香りで欲しくなる。
しかし気軽に買える値段でもないし、使い方がよく分からなかったので
その時は眺めていただけでした。

きっかけは必然的

その後、子供を授かり出産。
娘が生後2ヶ月頃からアレルギー性皮膚炎になりました。
強い痒みにより悪化と寛解を繰り返し、なかなか良くならない日々。
定期的な病院通い。根本的な治療にならないステロイド剤を使い続ける不安を感じるようになりました。
ならば元々興味があった自然的なもので良くならないかと色々と試してみることに。考え方は人ぞれぞれあると思いますが、いわゆる民間療法を試してみました。

前述の自然派薬局にも通いました。
掻いては悪化を繰り返すので、とにかく痒みを抑えることで防げると思い、それを伝えました。
店員さんから精油を勧められたのは予想外でした。
香りの効能で痒みを和らげるとのこと。にわかに信じ難かったが、痒がる娘の症状を鎮めてくれるのならなんでも試してみようと思いました。

店員さんに調合の仕方を教えてもらい、作ったアロマオイルを娘の肌に塗ってみました。

精油はイランイランとカモミール


すると、痒がる様子が減ったように感じました。
その時は精油にそんな効能があるとは全く知らなかったので、単純に香りには
リラックス効果があって、イライラを鎮めていたのだろうと思っていました。
それに、調合に使ったホホバオイルで皮膚の表面が保護されたのだろうと思いました。
しかし、イランイランは抗炎症、皮脂調整作用があって、カモミールも抗炎症と痒みを抑える性質があることがわかったのでした。

その後も多少は悪化と寛解を繰り返しましたが、根本原因がわかったことが大きかったです。
(娘のアレルギー記録を後日投稿するつもりです)

一歳頃になるとからだも成長したおかげで、見た目にはほとんどわからない程、肌がきれいになりました。今では治癒したと言っていいくらいです。

更年期に入った自分のために

娘が小学生になったので、仕事に復帰しました。
数年後、今度は自分が以前の娘の肌のようになってしまいました。

化粧品が合わなくなったのだろうか、、、何が原因なのかわからないまま
何年も痒くて辛い時期を過ごしました。
仕事や娘の学校のことなどが落ち着いてきて、自分の時間を取れるようになってきたので、再び自分のために良いと思うものはなんでも試してみました。

試行錯誤試した結果、少しづつ改善し、現在は皮膚炎などはすっかり落ち着いています。(その間のことは別の記事に記す予定)

しかし、皮膚炎以外にこれまでなかったような症状が現れてきました。
更年期による体の変化を感じる日々です。

こういったことがきっかけとなり、アロマセラピーを学びたいと思うようになりました。
スクールに通い、アロマアドバイザーの資格を取得しました。


ところで

精油は100種類以上

もあります。
その効能すべて覚えるのは大変です。

必要があればその都度調べて調合。
自分や家族を実験台にし、用途に応じて調合したオイルや軟膏などを試しています。そうしているうちに、日常的に精油を調合して様々な用途に使えるようになってきます。
はじめは好みの精油の香りを嗅いで、「あ〜、良い香り」と気持ちを和ませる
ために使ってみる程度でもいいです。
その効果を実感していくうちに療法のひとつとして捉えていくようになってきます。

年齢を重ねていくにつれ、からだの変化や不調が気になってきます。
そういった人にアロマセラピーを生活に取り入れることをおすすめしたいです。
精油に詰まった自然の恵がからだを整える助けになると思います。

魔女⁈


中世ヨーロッパで「魔女」や「賢い女」と呼ばれていた存在。薬草を日々研究し、使いこなしていた人たちがいた。
もっと古い時代では古代ローマのヒポクラテス。古代エジプト人は植物療法の先駆者だったのです。

簡単に言ってしまうのには恐れ多いですが、そういった人々の経験が積み重なり伝えられてきたのです。
今では多くの芳香物質が化学的に裏付けられるようになってきています。

アロマセラピーはそういった先人たちの知恵と努力がより身近に
なったものだと思うのです。

アロマテラピー を学んで

精油の良さを実感するには日常的に使用すると良いです。
効能を知りそれを利用することで、より理解が深まります。
いまでは病院に行く機会や市販薬の服用も減りました。

元々、薬は薬草でした。
薬草は薬なので、精油も同等に扱わなければならないと思います。
扱い方を理解した上で使うことが大事です。



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