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資産と日本円と労働と。。。価値

お金ってなんだろうってことをよく考えてみると
「物と物の交換を仲介し、円滑にするために政府が発行したもの」
というのが私の定義です。

現代の国際的な社会。つまり、海外で生産したものを買う国際的な社会という前提で考えると、ウクライナ危機が始まって以来8%程度日本円が安くなっていて、国際的な購買競争の中でいつの間にか日本人は8%のお金を失っています。

なんで、そんなことが起こるかというのは、「日本銀行券の信用が下がったから、」リスク局面において日本円を買うってのは昔の話になっちゃってるのが事実なんです。

国際競争の中では、
①日本円を使って日本の物を買いたいという人がいない

②交換する必要がない

③需要が落ちて、円の価値が下がる。
そんな現象が起きています。

また国内の状況を21年見通しで見てみると「7%程度が増収減益」となっております。「24.8%が減収減益」で31%がコロナの影響だけで、付加価値額を下げる結果に。これにウクライナ情勢が加わるのです。。。おそらく例年水準の利益を上げられる企業はほとんどないだろうと見込まれます。

これまでのパターンでいうとこれから来る未曾有の不景気に対して、政府は何かをバラマキます。
年間の価値生産量が変わらないのにも関わらずばらまくとどうなるか。。。簡単です、価値に対して支払う金額が増えしまいます。結果としてインフレ。

これだけのインフレ局面において、国内の消費で価値を生産できる企業が減っているというのは由々しき事態になっているんですよね。。。

前話が長くなってしまいましたが、
このような貨幣価値が減少している中で強さを持つのが資産になるわけです。

日本円が著しく資産価値を落としている中で価値をなるべく保てる資産は何になるか。需要と供給をしっかり見極めて生活していく必要がありそうです。

①不動産
 限られた国土にいる増えていく人口で、条件のいい場所を奪い合うことで価格を形成する。
 →条件のいい場所を奪い合うのは間違いないかと思います。老後への価値の保存と考えた場合に、30年後にその場所を奪い合うだけのいい条件であるかが争点ですね。世界的にも高い東京にあえて集中する必要性は正直見えないと思いますので、今後を考えるとNGな気がします

②金・ダイヤ
 限られた量を国際的に沢山ほしい人達で奪い合うことで価値形成
 →維持は見込めるんじゃないでしょうか?なんていっても世界は人口まだ伸びるはずです。いま、金を買えない人が欲しくなるだけ経済成長すればそれだけ新たな需要が生まれます。懸念点は化学合成やったり金でできた惑星が見つかることくらい

③有価証券
 「会社の一部を所有し、稼ぎの一部をもらう」か「会社の一部を所有し、売った時の差額をもうける」
 →生産性が上がっていくだろう産業をかうのはあり。伸びてく国を買うのもあり。日本ってだけで、円安くらって価値を落とす可能性は高いので、国際的にポートフォリオ考えた方がいいですね

④仮想通貨
 基本的には金と一緒って思っていいような気がします。仮想通貨としての価値づけは銀行券と一緒で、使っている人の信用がメイン。その次にトランザクションにかかわる利益ってところだと思います。
 トランザクションを支える実態と使っていく人が増えていくという意味では、技術が進んでトランザクション一件が容易になって価値が落ちてしまったときに通貨自体の価値が落ちる可能性はありますが、発掘数が決まっていて、POS化に全体が向かっている中でそんなことは起こらないだろうと思います。
 アクセスの難度から言っても価値を上げる可能性は高いです。(実際の法定通貨になる可能性が少しでもある限り、「可能性」に関しては一番あるといえるかと思います。)

⑤ ぜいたく品
 やっとタイトル画像に使ったゴッホにたどり着けましたw 唯一無二であり、贅沢の象徴になるものはどんどん値段が上がっていくと思われます。これは、世界が豊かになればもっと豊かな人は天井を抜けて豊かになるからです。ベースラインを上げるという取り組みはもちろん大事ですが、その取り組みを考えられる天才たちは突き抜ける。とても当たり前のことだと思います。その天才たちが将来欲しい物を抑えるってやつですね。
 バブルのころに変えなかったポルシェもいまや800万円といつの間にかクラウンに近い値段となり、見かけるようになってきました。豊かになるということは手が届かなかったものにアクセスできるようになるということでもあり、唯一無二性がない物だと価値を欠損するリスクもあります。
(ポルシェに関してみれば当時のポルシェで状態が良ければとんでもない値段になっているでしょうが。。。w)
 NFTとか唯一無二性を象徴するものですが、無価値な物に唯一無二といっても意味がないので、唯一無二性だけで売っているものはそのうち暴落します。無限に近いデータ空間にピボットすりゃ価値が生まれるなんてそんなわけないから。。。意味があると思えるいい物をちゃんと確保し、場合によっては唯一無二を付加して、とんでもない値段でおいておく。儲け方になってしまったけれどもそんな感じ。


価値の保全って難しい。けど、労働という価値が落ちてなければ対価で手に入れられてるものは一緒。
作業に関してはロボットの出現で確実に価値を減らしているのが今の世の中です。
どうやって、価値がある労働を行い対価を得ていくかそんなことを考えないと資産と日本円だけではなく自分という価値すら保全できない世の中がすぐそこまで来ています。。。。

「自分のしたい生活にという対価」に対して「やりたいアクション」を労働して、常に自分を満足させて前に進む。お金は稼ぐけど、「幸せな生活・したい生活」を十分稼げているかの基準に採用できたら素敵ですよね

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