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エグゼクティブのバイオグラフィー

こんにちは^_^
香月美智子です。
外資系金融企業でのエグゼクティブ・セクレタリーの日々をお伝えしております。


外資系企業では、エグゼクティブ達の為に写真付きでA4サイズのプロフィールを用意している会社が多いです。

これは通称バイオ (バイオグラフィーの略) と呼び、日本人、外国人、共にシニアレベルの人たち一人一人、日本語、英語で用意しています。

内容は主に以下の順番で書かれていることが多いです。

・氏名、現在の役職名、写真
・主な仕事内容、責任の範囲 (日本、アジア、グローバルなど)
・過去の会社名を含めた経歴
・社外活動での役職 (例として、大学の客員教授や、ボランティア団体の理事、など)
・学歴 (有名大学を出ていても載せないこともある)


これは一例で、人それぞれの内容で、フォントや長さなども様々です。

写真は日本の証明写真とは違い、少し笑顔の表情で、正面からではなく、少し斜めからのアングルのものが多いです。

役職が変わったり、責任の範囲が増えたりする度に加筆修正を加え、会社によっては必ず広報の承認を得る決まりがあります。

作成しておいたバイオは、社内、社外のミーティングを組む時に、礼儀として初対面の相手に前もってお渡ししたりします。

高学歴の方が多い外資金融のエグゼクティブ達ですが、シニアレベルになると、経歴の方に重みがあり、最近では学歴を載せていないバイオもよく見かけます。

学歴よりも、その人が辿ってきたキャリア、実績が全て、という、欧米の意識の強さを感じます。

また、辿ってきたキャリアと同じくらい大切なのが、社会貢献度です。

私の担当してきたエグゼクティブ達は若い時から社会貢献活動をしてきています。

週末に家族でボランティア活動に出かけたり、寄付をしたり、長年関わり続けたボランティア団体の理事や役員をしたりしています。

いくつもの団体での責任を掛け持ちしている方もいます。

そのような長年に渡る社会貢献も、エグゼクティブとして認められる重要な条件であるように感じます。


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