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パティシエはキラキラ?

パティシエ時代、先輩はおらず後輩が15人程になるまで、東京の菓子屋で約5年の修行をしました。

もし、新卒パティシエが「今がしんどくて辛くて、身体壊しそうで」、、ってなってたら。

「この経験は宝物。この経験があったから、今の私があります。だから、後輩ちゃんもやり抜くしかないんだよ。」

なんて、言うわけない。

そんなこと言う人は、山の向こうに飛んでいけ。

怒鳴ったり、手や足を出したからって良いお菓子出来るわけない。恐怖心を抱かせて何がしたいのでしょうか?

勿論!気が緩んでしまっては、大型機械で怪我したり、火傷したり、製品落としたり、危ないことも沢山あります。

でもね?

いつも怒ってくるその人をビビって、精神状態おかしくなってミス連発するくらい追い詰められてることもあるの。負の連鎖。

「若い子は、怒られ慣れてないからだめなんだよ。」

そうじゃなーーい。

私は、小さい頃からアンチ精神旺盛で、反抗心の塊でもあった。(多分今は違う。小声)

理不尽に怒られた後は落ち込むんじゃなくて、冷凍庫の製品出すついでに「「ほんま、ピー(自粛)まじで、ピー(自粛)」」って冷凍庫の中に向かって叫んだり外のゴミ置き場で悪態ついたりしていた。

みんなが、そんなこと出来る性格なわけないやんね。笑

何人も後輩や同期が、精神的にやられてて目つきがおかしくなってて、でもそれが日常だったんですよね〜。(白目)

その修行中、私もつらいことだらけで。何度か逆流性胃腸炎になっていた。泣くことなんてまぁしょっちゅうだし。

そして、その修行を終え、気づいたこと。

①人数が10人以上の店(2店舗あった)

②長く続いてる店

③製菓学校の先生から聞くその店の評判

それを選ぶ際に大切にしたら比較的働きやすい気がします。勿論その店の雰囲気も好きで入りましたが。

人数が少ないと必然的にまわらんのよ!何かのお菓子の専門店(シュークリーム屋、クッキー屋、、)じゃない限り。

長く続いてる店の方が安定的に一年の流れが決まっていて、菓子の予定数とか組みやすい。計画的仕込みがしやすい。

専門学校はよくOB、OGが来る場所。絶対的に職場の話するのよ。だから、先生達はその店の離職率とか知ってたりするのよ。

という、私の個人的な見解。笑

パティシエは専門学校入る時のオープンキャンパスではキラキラな部分を宣伝してるし、まずは卒業後に街場の菓子屋やレストラン、ホテルに行くように先生は絶対勧めるの。

それはいいけど、辞め時、辞め方も教えてくれよ〜

それで人によってはズタボロになって、自信無くして泣く泣く異業種に飛ぶって流れもあったり。

私はパティシエだけど、クリスマスも祝う側!正月もちゃんと家族と過ごす!という感じで暮らしたいので、菓子屋ではもう働かないと決めています。

それぞれにあった働き方があるはず。

だから、パティシエの卵〜新卒パティシエさんには、もっと色んな働き方を紹介できる人になりたい。

だから、私自身そんな働き方を目指す!

エイエイオー!

具体的にってところは、また別の機会に。

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