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愛と死をみつめて

『愛と死をみつめて』(1964年)という映画を、昨日見た。外は雨がざあざあと降っていて灰色に暗く、一日中時間感覚が失われていた昨日。そんな日は映画を見るのに最適だと思う。

白黒の世界にさあっといざなわれて、画面の中の吉永小百合さんのかわいらしさにうっとりとした。相手の恋人役の男の人も、すごく熱くて真っ直ぐで素敵。

顔に、骨肉腫が出来てしまい顔をつぶす手術をする場面があるのだけれど、心が皮を剥かれたようにヒリヒリした。命を、少しでも長くすることを選ぶのか、顔を傷つけないことを選ぶのか…。女の子にとっては特に、究極の選択だと思う。それでも、恋人からの熱意に押されて生きるために手術を受けた彼女は、たとえどんな顔になったとしても強くて美しかった。爽やかな恋愛と、無情な現実。その狭間で、自分の生の一瞬一瞬を生きていて、胸にじいんと来てしまった。

そんな、昨日見た映画のお話し。

これから、どんな風にやっていくのか分からないけれど、日々の中でのピンときたことをつれづれなるままに、書いてみようかなあ。

missin

#愛と死をみつめて #映画 #エッセイ #雨の日 #おうち

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