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私の”アート教育”

私のInstagramでは、娘達(9・4歳)と美術館やアートギャラリーに足繁く通っている写真を投稿をしているので、なんとなく「アート好き」「子供達へアート教育を意識している」という雰囲気が伝わっているかと思います。今回、少し私なりの「子供とアート教育」について自分の考えをまとめてみました。

私の"アート教育"

私の考えるアート教育は、上手に絵を描いたり、美しい造形物をつくったり、歴史的な名画の知識をアレコレ語れるようになったりすることではありません。
娘達には、自分が感じたものや想いを表現するツールをたくさん持ってほしいという思いがあり、その手助けになるような、アート鑑賞・音楽鑑賞・習い事や経験ができるよう意識してサポートしています。

キッカケは⁈


私自身がデザイン業界に身を置いていたという背景もあったと思いますが…。
"アート教育"を意識し始めたキッカケは、長女が4歳前後で、小学校探しをしていた際に知った"レッジョエミリア・アプローチ"です。

レッジョエミリア・アプローチの「子ども一人一人の個性を尊重しながら、創造力とコミュニケーション力を育む」という基本理念が、私の心にスッと馴染んで、「私が自分の子育てで大事にしたいことはコレだ!!」と明確になりました。

当時、在住していたタイで、レッジョエミリアプローチを取り入れてる学校を実際に見学してみて、少人数制で一人一人のペースを尊重してくれる環境・子供が何かに熱中している時は見守り適切なサポートをしてくれる教師陣・クリエイティビティの手段が豊かな学習環境が、長女には適している!!この環境でなら彼女らしく自分を表現できるのではないか!?と、心が躍ったのを今でも手にとるように覚えています。

開放的で素敵なクラスルーム
クラス内に様々な体験ブースがあり
こども達は興味の向くまま遊びます。

娘達が通った学校は、イギリスのパブリックスクール”Shrewsbury”の分校です。とても伝統のある学校ですが、タイ・バンコクの分校では、次世代のリーダー教育として、幼児期はレッジョエミリアアプローチなどを取り入れ、個性と創造性、感受性や探究心の育成に重きを置き、徐々に遊びの延長にサイエンスや数学、歴史などの学びがフレキシブルに練り込まれていくスタイルです。
娘達の授業内容を通して、感受性や探究心をいかに刺激するか、非常に学びの多い3年間でした。

色んな素材を思い思いに楽しむ毎日
自然が1番の先生

アート教育は必須教養!?

数年前から、ビジネスエリートの必須教養はアートだ!など、アート教育を取り上げたビジネス書籍が人気ですよね。現に、夫も世界各国のビジネスパーソンと会話する際、世界の歴史、芸術や文化、宗教などの教養がないと会話についていけないと痛感しているそうです。

Shrewsbury在学中は、長女がYear1(5-6歳)の時から、芸術面は、モーツァルトやベートベン、ドビュッシーなどを「学び・感じ・表現」するのが毎月の課題であったり。文化は歴史背景から、当時の技術を体験しながら学び、習得していく長女の姿を見て、芸術や文化に触れ、感じ、嗜むスキルを幼い頃から学ぶ環境に感銘を受けました。

一番最初、娘の音楽の課題を見たとき「え!?5歳には難しすぎない!?」「何をサポートしたらいいの!?」と頭を抱えました。モーツアルトの年表や代表作などをまとめたらいいの!?などぐらいしか思い浮かばなかった当時の私…相当、頭も心も堅かったですね。
実は、この課題は、正解がないし、子供が「学び・感じ・表現」したことが全部正解なのです。レポートでもいいし、似顔絵でもいいし、曲をイメージした絵でもいいし、ピアノやヴァイオリンを弾いたり、曲に合わせて踊ったりを発表したっていいんです。

今だから言えることは、芸術(アート)を嗜むことを難しく考えないで!ということ。確かに、作品背景を学んだ上での芸術鑑賞によって見えてくること、感じてくることは違いますが…。子供達には、今は難しく考えずに、とにかくいろんな作品を見て・聞いて・触れて”感じる”をこと。そして、感じたことを自分なりに表現してみることを楽しんでほしいです。

親子共に美術館・アートギャラリーに週末訪れることが
習慣化しました。

センスは筋トレ

私が、店舗・空間デザインの仕事をしていた時、よく上司から「センスは筋トレ。とにかくたくさん自分の目で見て、アイデアのストックを溜めるんだ!!」と叱咤激励を頂いていましたが、その言葉が、娘達への”アート教育”に注力する礎になっていると言っても過言ではありません。

とにかく見る!触れる!感じる!そして自分らしく表現する…その繰り返しが必ず力になります。

これからの時代、私の娘達には、0を1にする  or 1を10以上にする豊かな創造力が必要不可欠になってくると思っているので。そのためには、閃きの元となる経験を沢山たくさんストックすること。そして、閃いたアイデアを形にしていく力をつけてほしいと思っています。



荒削りな文章でお見苦しいですが、読んでいただき有難うございます。
次回は、台北オススメ!子供とアートが楽しめるスポット特集!?なんかをご紹介できればと思います。

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