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品質管理

今回は品質の基準設定についてお話しします。
開発、テスト、ビジネス全てに大きく影響のあるものとなります。そのため、基準を決める際には全ての観点での要件をステークホルダーに確認する必要があります。また、メンバー全員の指標となるようにわかりやすく明示していく必要もあります。
前回書いたリスク管理にも大きく影響してくるものとなり、例えば開発やテストが伸びた場合に、品質の基準によって、開発項目を減らす選択をしたり、リリースを延期する等選択する基準にもなります。

品質項目の分かれ方
・プロダクトの品質項目
・テストの品質項目

と言う分け方をしました。

まずは「プロダクトの品質項目」を見ます。
ここでは要件として定義したものを、さらに分解し、基本品質・性能品質・魅力品質と分けて設定しました(狩野モデルを参考)。

基本品質はその機能がないと製品が成り立たないものです。
性能品質はその機能があることでユーザーに不満が発生しないものです。
魅力品質はあるとユーザーが一層満足するものです。

これによって、リスク管理で実装項目を減らす施策をとる場合に何から減らすことができるのかが見えやすくなります。
また、これらの項目を決定するのはプロダクト・オーナーだったりするので、必ず確認ととります。

次にテスト品質項目となります。
私たちのチームにQAチームのメンバーが参加されているので、その部門との調整がメインとなりますが、まずはこちら側で開発に関するテスト要件を提示する必要があります。
そこから、QAチームで設定されているテスト項目に則って、足りない情報を埋めていく形となります。また、テスト要件にプラスして、バグやレスポンスタイムに関しても要件を決定し提示する必要があります。



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