地政学的に詩学を考える。あるいは地図と年表のこと
かつて日本に地政学のブームがあったが、最近、政治学者の藤井厳喜氏の著書等で地政学に再び関心が集まっている。書評に参考になることが書いてある(夕刊フジ2月10日付。4面)。[ソース]
地政学とは「地理学+軍事学」だという。
従来は英語 geopolitics ないしその元になったドイツ語 Geopolitik の観点から説明されていた。つまり、地理と政治の相関関係から国の政策を考える立場だ。
地図を戦略的に見る。その点で地図は大事なツール。
さらに、年表も大事なツール。「年表にまとめると、異なる地域で起きていることが意外にもつながっていることが分かる」と。
そこで、この2つの道具が大事になる。
地図は空間を、年表は時間を戦略的に思考するための最良な道具なのだ。
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これは応用がききそうな考え方だ。
実際に地図と年表を使う学問は他にもある。たとえば、歴史言語学やその一分野である言語地理学や方言地理学。その分野にも明るい友人がかつて「じゃりん子チエ」をつかって方言の言語学をやっていた。
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ここから妄想にはいる。詩学にこの考え方を応用してみる。
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