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[書評] 『エメラルド・タブレット』特集号を読む

月刊誌「anemone」2020年12月号

月刊誌「anemone」2020年12月号

『エメラルド・タブレット』特集号を読む

月刊誌「anemone」2020年12月号の『エメラルド・タブレット』特集を取上げる。

Emerald Tablets で触れたとおり、『エメラルド・タブレット』には2種類あり、そのどちらも同特集で扱う。



いろいろなアプローチがされているが、'Emerald Tablets' の本文そのものについて、斬りこんだり、分析したり、解説したりするものはなく、すべて周辺について書かれている。

それでも、'Emerald Tablets' についての特集号というだけで貴重であるし、まったく得るところがないわけでもない。

以下、評者が収穫と思った点をピックアップしてみよう。

The Halls of Amenti ('The Emerald Tablets', Tablet II)

・別々の次元のものが同時に存在できる場所(Lumina さん、p. 35)

・さまざまの次元の存在が同時に存在できるのは、その場所が次元の転換点に創られた空間だから(高畑 薫さん、p. 48)

高畑さんは同誌の編集スタッフなのだが、「史上初」のアメンティホールの図解をやってのけた(p. 49)。これは控えめに言っても快挙だと思う。類似のものは見たことがない。

この図解によると、アメンティホールは正八面体の多重構造だという。地球の自転と連動して回転しているため(回転の向きは不明)、その空間は円錐のように見えると。

評者はこの図を見て驚くと同時に、本文の読解からこれが導けるのかと、唸ってしまった。

同誌編集長の説明によると、高畑さんは締切り寸前に、夢の中でトートから教えられたのだという。もし、本当だとすると、正真正銘、「史上初」の快挙だ。

この〈トート直伝〉の情報とヴィジョンは、しかし、この種のものに関心がある者にとって決して珍しい感じを与えるものではない。

それは、この形が、正四面体が上下に重なった形「マカバ」(Merkaba)に似ているからだ。実際、マカバは 'as above, so below'('Emerald Tablet' で最も有名な句)を表すものと言われている。

新しい時代を生きる

トートからの「チャネリングメッセージ」(p. 34)を Lumina さんが伝えており、評者には論評が不可能だが、霊的な成長と、気をつけるべきことについての言葉は、どうも本当にトートからのものかもしれないとも思える。気になる方は、ぜひ本誌を手にとっていただきたい。

Lumina さんは「エメラルドタブレットに描かれていた原型から、多くの人々が解放されて、真我に目醒め、マカバに乗り始めています」と述べている。(p. 38)

この〈意識の乗り物〉であるマカバに乗るのが、トートが伝授する人間の覚醒プロセスの第6段階であるという。(p. 37)

#書評 #ドーリル #エメラルドタブレット

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