「岩戸開き」第13号(ナチュラルスピリット、2024)
隔月刊の雑誌「岩戸開き」の冊子体を初めて読んだ。第13号(2024年7月・8月)である。
これまでは電子版でときどき読んでいたが、紙の本を手に取ると印象が変わる。
まず、大きい。B5判だ(25.8 x 18.3 x 0.7 cm)。全編カラー。紙質もよく、手に取った誌面の感じはいい。
ただ、頁数の割に高いという印象は正直ある(全128頁)。この価格の単行本なら当然期待するだけの質が果たしてあるか。そこが勝負だろう
保江邦夫『祈りが護る國 アラヒトガミの願いはひとつ』(明窓出版、2022)
欧州最大級の原発をすぐに抑えたロシアの狙いとは
保江氏の〈祈りが護る國〉シリーズはこれまでに3冊出ている。
① 祈りが護る國 アラヒトガミの霊力をふたたび(2019)
② 祈りが護る國 アラヒトガミの願いはひとつ(2022)
③ 祈りが護る國 日の本の防人がアラヒトガミを助く(2023)
本書は②に当たる。いづれも、天皇の負担を軽減し、日本を護る意図のもとに書かれている。
*
前著は昭和天
[書評] 医師が教える新型コロナワクチンの正体2
内海聡『医師が教える新型コロナワクチンの正体2 テレビが報じない史上最悪の薬害といまだに打ち続ける日本人』(ユサブル、2023)
騒動の3年間を検証し総括する体ながら鋭い切込みが仕掛けてある
内海氏の本テーマのシリーズは全部で2冊ある。
① 医師が教える新型コロナワクチンの正体(2021)
② 医師が教える新型コロナワクチンの正体2(2023)
本書でシリーズは完結したと思われる。
① は刊行時の最新の知見を盛込んでいたが、② は最新情報でなく、これまでの検証かつま
[書評] アメリカ帝国消滅後の世界
ベンジャミン・フルフォード『アメリカ帝国消滅後の世界』(秀和システム、2024)
2024年が後世の歴史書に分水嶺と刻まれるか否か
フルフォード氏は世界の地政学的な分析を日々おこない、世界中に読者がいる。その2024年5月時点の最新の情勢分析を収めたのが本書だ。本書の伝える通りだとすると、本当に2024年は〈あの時、人類の未来が変わった〉と後世の歴史教科書に記される年になるかもしれない。
5つの章からなる。
① 米欧の権力者「失脚ドミノ」
② ウクライナ戦争、イスラエ