「ご理解とご協力をお願いします」
「その結果、」と書くべき(言うべき)ところを、「結果、」とだけ書く(言う)のが、このところ目につくようになった。ここ数年の変化だと思う。
最近では、大新聞紙面にも堂々と表われている。数年前であれば、間違いなく校閲で撥ねられていた表現だ。
名詞の副詞的使用は、他にもある。例えば、「挙句の果て」と言うべきところを「挙句」とだけ書く。
このような表現は、文章全体の品格を落すものだ。それが平気で使われているのは、日本人の言語感覚が麻痺していることを意味するわけで、恐ろしいこ