ファンの一線を超えたVaundy
9月19日、『チェンソーマン』主題歌に関するニュースがアニメ・漫画・音楽ファンを中心にネットを騒然とさせた。
オープニングテーマ 米津玄師(共同編曲に常田大希)
挿入歌 マキシマム ザ ホルモン
そして
全12話 週替わりエンディング
これだけで度肝を抜かれたが、その12組の豪華さかつ作品イメージとの素晴らしい合致。しかもEDが流れるその瞬間まで、誰の曲がかかるのかわからない仕掛け。
そんな大注目の第1話のエンディングは、
Vaundyの「CHAINSAW BLOOD」だった。
Vaundyはアニソンへの思い入れも強い。
自身初のアニソンである「裸の勇者」のインタビューでは、アニメが創作のルーツのひとつであること、アニソンを手掛けることへの喜びを存分に語っていた。
そんなVaundyが「大好きな作品」と公言する『チェンソーマン』のEDを作る。もうこちらの期待値は爆上がりだ。
発表直後の感想「曲名が作品に尽くしすぎていて面白い」
楽曲を聴いた直後の感想「Vaundyのかっこよさの進化が止まらない」
今までも「泣き地蔵」「soramimi」「HERO」など巧みで攻めたサウンド世に送り出してきたが、さらに飛躍させてきた。
まさしくこの作品のためだけに作られた、渾身の1曲。
アニメ主題歌に大物ミュージシャンが抜擢されることが増えたが、楽曲はストーリーに寄り添いながらアーティストの曲単体としても成立しているものが多い。つまり、アニメを見ていない人が聴いても十分楽しめるということだ。
ただ、「CHAINSAW BLOOD」に関してはそのラインをちょっと超えていった。
もちろんVaundyの曲としても申し分ない完成度だが、本人も言っているように作品に尽くしまくっている。
冒頭で轟くチェンソー。
そのチェンソーの余韻をそのままに、絶えることなく鳴らされるギター。
吐き捨てるように"BLOOD"と歌う痛快さ。
2Bメロでの一瞬の静けさで前に出るベースが痺れる。
3分半、作品世界に没入できる楽曲、爆誕。
第1話での、デンジがチェンソーマンになりゾンビをぶった斬っていくシーン。飛び散る血飛沫の中で狂気じみた高笑いをする主人公にぴったりな曲が生まれてしまった。
ライブで足を踏みしめながら、頭を振り乱しながら歌うVaundyが想像できる。
とんでもない曲を初っ端からかましてきた今季覇権アニメ候補『チェンソーマン』。公安のデビルハンター、マキマとの出会いで物語は広がりをみせていく。
期待がより高まる本編第2話のEDはいったい……?
【追記】第2話ED ずっと真夜中でいいのに。「残機」についても書きました◎こちらから読んでもらえると嬉しいです!
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