車の時間
特に何ということはない雑感。
当たり前のことを言っているだけなのでわざわざ読む価値はありません。
私の職場はそこそこ転勤が多いです。
いままで勤務していた部署が廃止になり、新しい部署が立ち上がるのでその人員に充てられるため3月某日をもって異動になりました。
それにともないこれまでは自転車で10分程度だった通勤時間が自動車で1時間程かかる場所になってしまったのでした。
まあ、引っ越しすればいいだけなんですけどね。
でも引っ越しってしぬ程面倒くさくて大嫌いなので私にとっては一大事なのです。もちろん長期的にみて引っ越しした方が楽なのはわかりますが。
ベートーヴェンってすごいですよね。
で、それがどうしたのかというと、おおよそ1時間、往復すると2時間の毎日の通勤時間を無駄にしないためにどうするべきかという問題にあたるわけです。
電車やタクシーであれば目的地まで連れていってくれるので乗ってる間は本を読もうがアニメを見ようが好きにできるわけですが、自動車は運転している間は運転に専念しなくてはならないという最大の欠点があります。景色を楽しめるわけでもない、ただ職場に行くためだけに通る道。
避けることのできない自由を拘束される時間、それを有意義な時間に換え、かつ運転にも支障をきたさず様々な情報やインスピレーションを得る手段は何か。
おそらく音楽が最適でしょう、ラジオでもいいけど。
そして、60分という時間はベートーヴェンの第9を聴くには少し足りませんが、大体のアルバムは丁度聴ける程度の長さがあります。
関係ないけど70分をこえるアルバムになると結構お得感があると思います。
さて、生活スタイルにもよりますが、家にいて1時間丸々音楽に集中する時間を作るというのは中々に贅沢だし結構難しいことです。
絵を描いたり原稿をやっているときは時間はあっという間ですが、平日にそれをやるのはやはりそれなりの覚悟と決心が必要になります。
読書などをする場合、歌なんて頭に入らないしかえって妨げにさえなります。
当然自動車の運転も音楽に完全に集中できるかといえば集中できないし、むしろ完全に集中してはダメなのですが……
それでも音楽と一緒に過ごす空間として自動車はこの上なく適していると言えます。
音楽って一度や二度聴いただけではすぐによさはわからず、何年も経ってから聴き返したらすごくよく感じたということがしばしばあります。
音楽のよさを感じとるための経験値というものも多分にあるでしょうし、
ある日突然いままで聴こえていなかった部分が拾えることもあります。
普段からよく聴く曲というのは意識しなくても聴くので、これを機に少しだけ聴いて眠らせていた色々な音楽や今まであまり聴かなかったような音楽とも向き合ってみましょうね。
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