見出し画像

CT検査へ…〔卵巣腫瘍+開腹手術 道々の記⑧〕

CT検査とは…

今回も、事前に少しCT検査について調べてみました。

CT(Computed Tomography:コンピュータ断層撮影)検査とは
X線を用いて身体の輪切りの画像を作り、病気の診断に役立てる検査です。CT検査は2種類があります。
・単純CT検査(造影剤を使用しません) 撮影時間は5~10分くらいです。
・造影CT検査(造影剤を使用します) 撮影時間は15~30分ぐらいです。
造影CT検査について
造影CT検査では、病気の存在や診断を正確に判断するため、非イオン性ヨード造影剤を静脈内に注射します。静脈注射時は血管に沿って熱感が現れ、体がポカポカしてきます。ごくまれに下記の造影剤に対する副作用が出現することがあります。
造影剤の副作用について
・軽い副作用(発生頻度 0.1~5%以下):じんま疹、くしゃみ、吐き気、嘔吐、めまい、かゆみ等
・重い副作用(発生頻度 約0.2%):血圧低下、呼吸困難、意識障害、等
副作用のほとんどは注射後まもなく出現しますが、検査中は副作用に対して適切な処置が行えるよう万全の体制を整えています。まれに検査後数時間~数日後に副作用が出現する場合があります。

東京都がん検診センター:CT(単純・造影)検査を受けられる方へ

いざCT検査へ…

CT検査に行くよう指定された医療機関は、我が家の近所でもよく知られた、駅前の脳神経外科クリニックのMRI・CT画像センターでした。今回は造影剤ありで胸部・腹部・骨盤の検査となるため、検査の4時間前からは何も食べてはいけない…ということで、クリニックのオープン早々の午前9時半に予約を入れ、朝食抜きで行ってきました。

土曜日の朝だから、そんなに混んでないだろう…と思いきや、予想は見事に裏切られ、予約時間の15分前くらいに到着した私の前には、すでにずいぶん大勢の人が待合室の椅子に座って待っていて、驚きました。

…朝早くから、脳神経外科にかかる患者さんや、他の医療機関からの紹介で検査を受けにくる人が、こんなにたくさんいるんだ… これまで病院通いには縁遠かった私には、目からうろこの現実でした。

ここでは、受付にも相応の人数のスタッフがいて、医師も検査技師も看護師も、複数のブースにそれぞれ配置されてテキパキと対応していて、たとえ患者数が多くても、それなりにローテーションが早いように見受けられました。

ヨード系造影剤の投与

検査依頼票と保険証を受付に預けて、依頼元の病院で検査結果が必要な期日を伝えると、受付からは、問診を待っている間に読んでください、と「ヨード系造影検査説明書」を渡されました。
問診の医師からも、病状やアレルギーなどの聞き取りの後に、検査で使用する造影剤の副作用がごく稀に起こる可能性もある等、説明を受けました。

その後、検査着に着替えます。ここの検査着は、なかなかいい色合わせのチェックのガウンスタイルで、検査室がずらっと並んだ殺風景な空間の中、造影剤の副作用が気になってナーバスになっていた私には、そんな些細なことが、気持ちを明るくしてくれました。

着替えの後は、造影剤投与のための注射針を腕に刺されました。そのまましばらく生理食塩水を投与され、痛みやむくみが出ないか5分ほど安静にして様子を見たあと、いよいよ検査室の前で順番待ちです。看護師さんからは、「造影剤が投与されると、体が熱くなり、おしっこが漏れたような錯覚を味わう方が多いです。それは薬のせいですから、心配しないでくださいね。」と優しくお声がけいただきました。

CT検査〜造影剤の排出

CT検査室の扉が開いて、私の番が巡ってきました。中に入り、メガネを預け、検査機器のベッドに横たわると、再び生理食塩水が投与され、続いて造影剤の投与に切り替わりました。事前に看護師さんに言われたように、だんだん体が熱くなってきて…ほのかにおしっこが漏れたような感覚が…(苦笑)。これは薬のせいなんだな……と思っているうちに検査が始まり、ベッドが自動で動いてトンネル型の装置の中へ。(造影剤のことが気になって、CT検査自体の記憶はほとんどなく)あっという間に検査は終了した気がしました。

検査後は、まずは腕に刺さった注射針を抜いてもらい、止血のために5分ほど安静にしてから、更衣室へ。着替え終わったら、荷物をまとめ、待合室で会計の順番待ちです。幸い、これまでのところ副作用は出ていないよう。

会計で呼ばれて、精算後、「造影検査を受けられた患者様へ」と注意事項が書かれた紙を渡されました。サッと目を通し、造影剤は主に尿として排泄されるため …まずは水を500ml以上 飲めばいいんだ!… と確認。

さっそく帰りにペットボトルの水を購入しました。あとはこの水を飲めば… これにて本日のミッション終了です!(つづく…)

病状を知るため、入院手術のため…様々な検査や治療を受けるためには
多少のリスクや副作用もやむなしなんだろうけど、、なんだかモヤモヤしてしまう。。。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?