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レディースクリニックへ〔卵巣腫瘍+開腹手術 道々の記③〕

人間ドック+婦人科検診の受診から家に戻り、夫に婦人科の医師のコメントを話したところ、かなり心配な様子で「なるべく早く、大学病院か総合病院の婦人科を受診した方がいい」と言ってくれました。「…そうは言っても、人間ドックの検査結果と紹介状が届くのは、約3週間後だし、その間に良さそうな病院を調べればいいよ…」と答えると、「紹介状が届かなくても、さっさと受診した方がいいよ。万が一、悪性だったら、と考えると、少しでも早い方がいい」と。夫の言い分にも説得力があります。

どこの病院に行ったらいいか…

夫の言葉にお尻を叩かれるように、自宅から1時間圏内にある大学病院、総合病院で婦人科の評判の良いところ、卵巣腫瘍の手術件数の多いところ…を調べ始めました。(この時点では、人間ドックのクリニックでもらってきた『卵巣のう腫と診断された方 卵巣のう腫の疑いがある方へ』のチラシを参考にしながら、卵巣嚢腫のうしゅの検索で上位に上がってくる腹腔鏡下手術のことばかり調べていました)
いくつか候補に上がった病院に、紹介状なしで初診を受け入れてくれるか、確認の電話をかけてみました。案の定、紹介状なしの初診は、受付はするけれども、かなり待たされる、と、大病院はどこも想定通りの返事でした。

レディースクリニックへ

「それなら街のクリニックでもいいよ」と、夫。人間ドックの婦人科の先生から「レディースクリニックはMRIの機械を持っていないから二度手間になる」と言われた私は、なかなかその気になれませんでしたが、「大学病院でも、紹介状はあっても、内診や経膣エコーの診察をしてからMRIを撮るんだろう?それなら結局、同じことじゃないか」という夫の説得を受け入れて、近隣で良さそうなレディースクリニックを探しました。

院長先生が子宮および卵巣の専門医で、腫瘍外来のある、医師もスタッフも全員女性、というクリニックが見つかりました。事前に電話で問い合わせ、人間ドックからの流れを話すと、電話対応された方からは、MRI検査は提携している外部機関になること、(紹介状が手元にない場合)保険診療扱いになるか否かは院長先生の診断によること等の説明をされ、診療や検査費用のおおよその目処めども伺って、受診することを決めました。

卵巣腫瘍の大きさは??

初診は予約できないということで、混雑を避けるため、人間ドック受診から9日後の平日のオープン早々に訪れました。幸い、待合室も空いていて、あまり待たされることもなく診察室に通されました。ここでは、内診と経膣エコーの検査の後、すぐ、エコーの画像を見せてもらいながら、院長先生のお話を伺うことができました。

先生は、開口一番「卵巣がすごく大きく腫れています。ほら、ここからここまで、ざっと14cmくらい。右か左かもわかりにくいほど。子宮がこんな隅っこに追いやられています」と説明してくださいました。
人間ドックのときは、トコロテン式の診察の流れで、エコーの画像を見ることはおろか詳細のお話も伺えなかったので、私の卵巣の腫れがどのくらい心配な状況なのか、イマイチ把握できなかったのですが。いよいよ、私にも、これは大変かも。。と覚悟が芽生えます(汗)。

MRI検査の予約をとる

その場で、血液検査(卵巣の腫瘍マーカー)の指示が出て「後日、MRIを撮って来てください。予約の取り方など看護師から説明があります」とのことで、別室に移動。血液検査の後、看護師さんから、MRI検査を受ける提携医療機関のリストが示され、受診しやすい場所の医療機関を決め、予約の取り方や検査結果データの郵送について等の説明を受け、待合室へ。受付では「次回の受診は、届いた検査結果を先生が精読する時間が必要なため、MRI検査の日から1週間以上あけて来てください」と伝えられ、診療情報提供書(検査依頼票)を受け取って、会計を済ませました。この日以降、診察や検査は保険診療となりました。

クリニックを出て、落ち着いて電話をかけられる場所に移動し、さっそく診療情報提供書の宛先の医療機関に電話をし、2日後にMRI検査の予約を取ることができました。(つづく…)

ド近眼の私。この頃は、予備のメガネのフレーム探しもしていました。
クリニックの帰りに寄ったメガネ屋さんには、こんな蜂の飾りのついたのもありました!


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