陸マガに書いてあって驚いたこと

どーも、ゆーすけです。

皆さんは月陸派と陸マガ派のどちらですか?
私は月陸派です。なぜなら、読みやすいし情報が多いからです。
でも、陸マガに羽生選手の特集と泉谷選手の特集があるではありませんか。
というわけで両方買ってしまいました。
(ていうか月陸の羽生選手の特集、最初の段落でプライベート大暴露してたんですけど大丈夫ですかね。。。)

こういうわけで手に入れた「陸上競技マガジン3月号」内の陸連時報にて、気になる点(私が把握していなかった)がありました。
内容としては、第229回世界陸連カウンシル会議の概要が載っていたわけですが。
(プレスリリース)

大きく3つに分けて見ていきます。

1.ロードマイルの世界記録の公認

ロードでも1マイル競走も世界記録の公認が2023年から始まります。
(The Fst in Fukuoka 2022の時点でロードの1マイルが公認コースとあったので、日本記録とは違うかもしれません。)
トラックでもなく、室内でもなく、ロードです。
この種目は1500mのポイントランキングの対象となります。

2:世界ロードランニング選手権について

概要

2023年9月30日~10月1日に世界ロードランニング選手権が開催されます。
皆さん、ご存知でしたか?
この大会は世界ハーフマラソンの発展形です。
ラトビアの首都、リガで行われます。
大会カテゴリーは上から3番目のGWと、
アジア大会やアジア選手権よりも上になっています。
種目は以下の3種目です。

  • 1マイル(ロード)

  • 5km(ロード)

  • ハーフマラソン

会議では参加要項とタイムテーブルが承認されたわけですが、
ここで問題があります。

問題:代表選考過程が不明

まだ日本代表の選考要項が出ていません。
杭州アジア大会(2023年9月23日〜10月8日)と日程が丸被りである影響でしょうか。
特に5kmやロードマイルはアジア大会との兼ね合いもあります。
どうなるのでしょうか。
情報を待ちましょう。

3.不正スタートの規則について

不正スタート(いわゆるフライング)についてはルール改正の論議があがっていました。
(詳しくはこちら
今回、「スタートガイドライン」に改訂が入りました。
下に長々と原文を書きますが、要するに
リアクションタイムが閾値(0.100秒)を切っても一発失格とならない場合がある、ということです。

つまり、世界陸上オレゴン男子110mハードル決勝のような状況がなくなるわけです。

正直に言えば「経過措置」であり、完全な問題解決ではないなと思いました。
2009年に行われた研究が閾値(0.100秒)の緩和を2009年に提言していたためです。
提言がされている以上、それをするのが筋でしょう。
また、このルールはスタートレフェリーの主観が入る運用です。
したがって、この状況が続くことは好ましくありません。

数年経てば改訂が入るはずです。見守りましょう。

以下原文です。

No protest should be allowed if the SIS is working correctly, and a false start has been indicated.

However, it is acknowledged that when the reaction time is close to the allowed limit, any movement could be hardly visible and, in this case, if in the opinion of the Start Referee it would require further study of the technological evidence, the Start Referee may decide to allow the athlete run under protest to preserve the rights of all concerned.

Referees and others must be aware that it is possible that the SIS may be working correctly but "incorrectly" indicate a false start - because motion by an Athlete that does not include or result in the Athlete's foot/feet leaving the contact with the foot plate/plates of the starting blocks, or the Athlete's hand/hands losing the contact with the ground, shall not be considered the commencement of the start.

Starting Guidelines (世界陸連)4.5

日本語訳するとこうなります。

SIS(筆者注:不正スタートの判定装置) が正しく動作しており、不正スタートが指示された場合には、抗議は許されない。

しかし、反応時間が許容限界に近い場合、いかなる動きもほとんど見えない可能性があることを認め、この場合、技術的証拠のさらなる調査が必要であるとスタートレフェリーが判断した場合、スタートレフェリーは関係者の権利を守るために、抗議による競技者の走行を許可することを決定することができる。

審判員等は、SIS が正しく動作しているにもかかわらず、「誤って」不正スタートを示す可能性があることを認識しなければならない - なぜなら、競技者の足がスターティングブロックのフットプレートとの接触を離れることや、競技者の手が地面との接触を失うことを含まなかったりそのような結果とならなかったりする競技者による動きは、スタート開始とみなさないものとするからである。

これで記事を終わります。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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