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息子の世界がバスを中心にして回っていたころ

第2子のために幼児用おもちゃを発掘すべく、息子と一緒に彼の部屋を片付けていたときのこと。
奥からトミカがたくさん入った箱が出てきた。中には多種多様な車が入っているが、その中でいちばん多かったのはバスだった。

「むかしバスがすごく好きだったんだよ。覚えてる?」
「んー、覚えてない。オレは今はこれが好き。」

そう息子が指差したのは、かっこいいスポーツカー。寂しさを覚えつつも息子の成長を感じられる瞬間だった。

1、2歳のとき、きみはバスオタクだった

その頃といえば、バスセンターに行き時刻通りに出ていくバスを何時間も眺めることが何よりも好きで、バスセンターは散歩の定番コースになっていた。
家に帰ってはトミカのバスを転がしたり、音のなるバスのおもちゃで遊んだり、バスの本やDVDを観ていたとバス漬けの日々。
色とりどりのバスが行き交う新宿駅のバスタは彼にとって天国のような場所だった。連れて行った際には大喜びしていたことを、今でも鮮明に思い出すことが出来る。

熱中出来ることは精一杯の応援をしてあげたい

息子の興味は成長とともに徐々に広がりをみせ、電車、恐竜、仮面ライダーと様々に移り変わっていった。今はポケモンSV、ポケモンカードにどっぷりで、寝ても覚めてもポケモンの話をしている。

友人との会話の中で、「親は子どもの良き並走者でありたい。」という話題になったことがある。教えるのではなく共に歩む存在でありたいと私も思う。

親としてはバスが好きだった頃から変わらず、好きで熱中出来ることへの応援は惜しまずにしてあげたいと思う。それはお金を使うこともあるけれど、それだけでなく、それらを足がかりとして興味の深め方を学んで欲しいという親心がある。
中々その思いは伝わりづらいものだけれど、少年時代に熱中することがあったという記憶は彼の人生を華やかにしてくれると信じて、これからも後押しを続けていきたい。

息子よ、たくさん好きになれることを見つけていこうね!

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