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シン地球人の高校受験

うちの元宇宙人、シン地球人とも呼ぶべきか。
息子がついに、中学3年生。
受験生である。
発達障害と診断され、小学校は支援級で過ごし、中学校では普通級。
男子特有の中2病を煩いつつも、
瀬戸内海の凪のように落ち着いて学校生活を過ごしている。
母親に対しては、日本海のような荒波のごとく感情的に接してくるのだが。

そんなこんなで中学3年生、はじめての受験である。
昔、支援学級でボトムアップとトップダウンの考え方を聞いた。
通常の学校教育はボトムアップといって積み上げ式である。
小学校・中学校・高校と成長するにつれて
徐々に将来にむけて考えていくのが一般的だ。
それに比べて、トップダウンの考え方とは、将来のゴールを最初に決めて、それに向けてどうするのかを積み上げて行く考え方。
障害のある子供にとって最大の課題は

自立。

親として、彼が自立するためには、どうしたらいいのか小学校時代から真剣に考えてきた。
その甲斐あってか(?)高校受験よりも、大学受験、はたまた、将来の在り方の方に意識がいってしまいがちになる。
彼がめでたく、納税者となって、苦なく暮らせるようにと。

本人はなによりも県外での大学生活に憧れている。そして、美大に行きたいみたいだ。