「自分の才能を見つける」そのためのヒント

▼音声でも聴くことができます(ぜひ)

1月18日の今回は
『「自分の才能を見つける」そのためのヒント』
をテーマにお話ししていきたいと思います。

昨晩は、仲の良い仲間たちと飲んできました。
LINEのグループがあって、くだらないことから、時には仕事の相談まで、ほぼほぼ毎日、何かしら色んなことを交わすようなそんな仲間たちです。

昨晩は僕を含め、三人で飲んでいたのですが、片方の友達がもう片方の友達に依存してしまってる、という話になって。

それで、そんな自分を自立させると言って、あーだ、こーだ話していたのですが、終盤では自分がないものを彼が持っていて、自分もそれを持ちたい、そんな風にしたい!

という話となって終電という感じでした。

ちょっと話し足りない感ず、モヤモヤしたので、今回はそこで僕が思ったことを話したいと思います。


『「自分の才能を見つける」そのためのヒント』ということで、一緒に飲んだ仲間に対しては大変おこがましいタイトルにしてしまいましたが、一つの読み物として、僕の経験談を聴いていただければと思います。


そのヒントとなる結論を先に言ってしまうと、

『フィールドを変える』

です。


自分自身の短所はよく見えてくるものですが、長所はというのはなかなか自分では見ててきません。

自分が思うに、短所というのは、自分の理想との差異から生まれるものと考えていて、その理想というものが自分の中にあるから、見えやすいのだと思います。

一方、長所というものは、大体がすでに自分の中に持っており、そしてそれを日々、なんの意識もなく普通に使っているものだから、特に心に引っかかりません。

長所というのは、人との比較で見えてくるものだと僕は考えます。

「そんなに僕は人より長けてるものなんてない」

と思う方もいるかとは思いますが、自分は普通だと思ってやってることが案外他の人にはできないことだったりもします。

また、ずっと同じ会社やコミュニティーで過ごしていたりすると見えにくいかもしれません。

そのコミュニティー単位で、あなたにそれができることというのが普通となってしまっているからです。


自分のエピソードになりますが、
僕は2018年にデザイナーとして10年務めた会社を辞めたあと、再びデザイナーになるつもりはありませんでした。

なぜなら、大したデザイナーでないと思っていたことと、ツールの発達でデザイナーでなくとも割とそれなりのものが作れてしまう時代がきたからです。

しかし、会社を抜け、一個人として社会に触れ直したとき、自分が思っていた世界とは違っていました。

自分の脳力で応えられることがたくさんあったのです。

中でも、自分はHSP(Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン))という気質を抱えていて、一時はそれに上手く向き合うことができず辛かったこともあったのですが、人の気持ちを読み取りやすいその気質は、クライアントの意向を汲める最大の武器でもあったのです。

「この人は"青"と言っているけど、たぶん"赤"だな」とか、人と話す中で色々感じてしまうんですよね。

人が言葉として発していないことでも、ちょっとした仕草やトーンだったりで、その人の気持ちを汲み取ってしまうのです。

そして一応、デザイナーとして"青"もつくりますが、パターンとして"赤"もつくり、"赤"が選ばることが多いです。


そういうのを、会社員の頃、僕はその能力を特に特別なものとせず、普通に扱っていましたし、むしろ人の気持を汲みすぎてたまに疲れるというネガティブなものとして捉えていました。

しかし、外へ出て、他のデザイナーさんの仕事を見たりとか、周りの話を聞くと、自分が普通としてやっていたことは、あんまり普通ではないのだな、ということに気が付かされ、活かさないわけにはいかないと思い、デザイナーとしての再出発を決意しました。


なので、自分の「長所・才能」というのは、人との比較で始めて見えてくるものであり、また同じコミュニティーに浸っていたら、それがまた見えにくいものです。

また、その「長所・才能」となりうるものの見え方というもの、置かれる場所やタイミングによっては、すごい「短所」に見えたり。


そんな「長所・才能」を掘り出すためには、今いるフィールドを変え、色んな人と会い、色んな角度から人に見られることで、浮かび上がってくるものだと思います。

【追記】
加えて。
人と比べて「これは他の人は苦手なんだな」という少しでも実感を得られるものがあれば、それを肯定してもらえるところにさらにフィールドを動かせば、その「長所・才能」が成長していくと思います。


ということで、今日は

『「自分の才能を見つける」そのためのヒント』

というテーマでお話させていただきました。


今日も聴いていただき、ありがとうございました。
よい一日を。

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