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奇跡のコース『A Course in Miracles(ア・コース・イン・ミラクルズ)』

私が国際企業の広報の仕事をしていた頃のことは、こちらの記事で書きました。



仕事柄、多くの書籍や雑誌に目を通す必要があり、出版社から送られてきた書籍の中であったか、誰か他の社員が置いていったのか定かではありませんが、ある本を読んでいたときに、何度も出てきた言葉がありました。


その言葉は、カタカナで『ア・コース・イン・ミラクルズ』と書かれていて、その著者が最も影響を受けた教えの書かれた本のようでした。


それ以来、ずっとその本のことが気になっていましたが、こちらの記事で書いたように、その頃の私は、毎日のルーティンワークをこなすのに精一杯で、そのときに目に飛び込んできた『ア・コース・イン・ミラクルズ』という言葉に強く惹かれながらも、その本を探して読んでみようとはしませんでした。


その後、パリに移住してから、ご縁があってエックハルト・トールThe Power of Now(邦題:さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる)の勉強会に参加するようになりました。

それまで、エックハルト・トール氏の本は読んだことがなかったのですが、何か惹かれるものを感じ、アメリカのアマゾンで探してフランスまで送ってもらったのがこちらの本です。

(今ならフランスのアマゾンで英語の書籍がお手頃価格で購入できますが、その頃はアメリカに直接注文する方が安かったのです。)


🔗 Practicing the Power of Now: Essential Teachings, Meditations, and Exercises from the Power of Now (英語) ハードカバー – 2001/10/10



当時は日本語の翻訳本が出ていることは知らず、勉強会は英語で行われていたので、英語の原書を購入しました。


日本語翻訳版はこちらです。


🔗 さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる 単行本 – 2002/6/1



その会に参加している人は、パリに住むアメリカ人やイギリス人で、皆で、主催者のお家に集まって、エックハルト・トール氏の講演のビデオを一緒に見たりしながら、それぞれがそれぞれの理解レベルで、感じたことを話し合いながら、静かな時間を共有していました。


私はというと、当時、フランス語で論文を書いていた時期で、頭の中がフランス語でいっぱいだったのと、語学に不器用で、英語を使って仕事をしていたと言っても、主に読み書き中心だった私は、英語ネイティブ話者たちの会話についていくのが精一杯で、何か悟りにつながることが学べたかどうかはわかりませんでした。


日本で本当の自分を失うほど忙しかった私は、パリに住み始めても、まだそのラットレースから完全に抜けることができず、徹夜続きで論文を仕上げながら、子供のフランス語の宿題をひとりで見て、子供の学校関係やフランスの行政関係のトラブルも全て、ひとりで立ち向かい、フラフラになりながらも、それでも頑張ればなんとかできるという驕り高ぶった考えから抜けだせずにいましたが、パリのメトロでの移動中や眠る前のひと時に『The Power of Now』を読んでいくうちに、少しずつ何かが私の中で溶けて消えていくような感覚を感じていました。


そのことがキッカケで、精神世界の本を好んで読むようになったのですが、今から20年近く前に、東京の高層ビルのオフィスの中で、私のそばを通り過ぎた奇跡のコース『A Course in Miracles(ア・コース・イン・ミラクルズ)』と再会したのはもっと後になってからです。


私の読んでいる原書はこちらです。

聖書のように厚くて、薄いセロハンのようなページの一枚一枚には、小さな文字で宝石のような言葉が詰まっていますが、一度、読んで理解できるものではなく、何度も噛みしめて、振り返り、消化していくような本です。


🔗 A Course in Miracles: Combined Volume (英語) ハードカバー – 2007/11/1



原書ではテキストとマニュアル、ワークブックが一つになっていますが、日本語版はそれらが独立して3部作になっています。


🔗 奇跡講座 テキスト編 単行本 – 2013/6/25

🔗 奇跡講座 ワークブック編 単行本 – 2011/12/15

🔗 奇跡講座 マニュアル編 単行本 – 2014/5/28



私は、英語でしか読んだことがないので、日本語の翻訳の本についてはわかりませんが、アマゾンのレビューを読んでみると、原書に忠実に翻訳されており非常に良さそうです。


ACIM(A Course In Miracles)
に触れたことのある人が、皆、口を揃えて言うのは、テキストの内容が非常に難解だということです。


本質がわかってしまえばシンプルなのですが、そこに行くつくまでにかなりの時間を要しますし、実際、私自身も全てを理解しているわけではありません。

この記事を読んでくださっている方の中で、ACIM(A Course In Miracles)に興味を持たれた方がいらしたら、カナダ在住のナチュラルセルフカウンセラーのゆうさんが、とてもわかりやすい平易な日本語で、コースの教えのエッセンスを書いてくださっていますので、参考にされると良いと思います。


私も、ゆうさんの記事に読むたびに、新たな気づきが起こり癒されています。

過去の記事の中からピンを来るものを自由に選んで読まれると、何かが繋がるキッカケになるかもしれません。


🔗 癒しを天職として生きる 愛と自由の女神との共同創造



東京の高層ビルのオフィスで、20年近く前に出会ったア・コース・イン・ミラクルズという言葉。


そのときに本に出会えなかったのはちゃんと理由があって、そこに書かれていることを正しく理解して消化する準備が整っていなかったということが、今ではよくわかります。



5月のパリ近郊の公園で。



何かを闇雲に求めなくなって、ピクニックをする子供たちを眺めながら、こんなふうに落ち着いて本が読める心の余裕が出てきたのは、やっと最近のことです。



<追記>

2016年に書いた記事です。


分離の概念を超えた愛を思い出したとき、今まで見えていた世界がマインドが創り上げた幻想の世界だったことに気づきます。

無意識に囚われていた制限から自由になって、全てが愛の中に溶けていたことに、言葉や理性でない感覚と本能で気づくのです。


穏やかで優しい気もちでいるとき、愛と喜びは自然に湧き起こります。

何かをしているとき、何もしていないときも、ただ静かな安心感に包まれているのです。

そんな至福の中で生きるようになると、恐れがベースではない本当の願いに気づくようになります。

私たちは、平安の中にいると、直感やインスピレーションが降りてきて、無理をしなくても、自然に導かれるように素敵なミラクルを体験していくことになります。


私たちは、幸せになるために、ああしなければ、こうであらねばと思いがちですが、何かをするから幸せになれるのではありません。

穏やかで優しい気持ちに包まれて、いつでも大きな愛に守られていることを思い出したとき、ミラクルは勝手に起こってくるのです。



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元記事:奇跡のコース『A Course in Miracles(ア・コース・イン・ミラクルズ)』(ミカリュス・ブルガリスの心の薬箱)October 24, 2016 12:35:54 テーマ:気づき

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