前例がない、やった事がない。

前例がないなら初回例を作ればいいじゃない!
の一言で終わらせたいところではあるが、どうやらそうもいかないのである。
まぁぁぁぁ良く言われる、この文言。

「前例がないので何とも…」
「やった事ないので出来ません」

この文言を吐かれる度に、この世の中のシステムは全て人類が始まった時から存在していて、あなたは生まれた瞬間から立ち上がり読み書き出来ていたんですか?と極論を投げつけたくなる。
しかしこのような言葉を簡単に言う人の裏には、責任とりたくない、面倒臭い、失敗したくない、恥をかきたくない、などの心理があるのでしょう。

逆に、失敗を受け入れる器や土壌がないから怖いのかな、とも思うので、それを作ることも大切だと感じる。犯罪的な失敗は慎重に取り扱う必要があるものの、新しい例を作ろうとする、やった事ないけどやってみる、扉を開けようともがく、そこに挑戦して失敗した時に、周りが「自業自得じゃん」と言わんばかりに1人に責任を押し付けてしまう空気もまた可能性を狭めているのかもしれない。放ったらかしにしないで手伝ってやんなよ、と我関せずな周りの態度にモヤモヤする事もある。
会社組織の決定権がある立場なら、それをやる事によりどれくらいの損害が考えられるかを素早く検討しつつ、可能性に賭けてGO!を出す腹は常に持っておきたいものだ。

だから、
「どんな方法があるか考えてみます」
「やった事ないけど調べてやってみます」
というような文言を聞きたいし、自身もこの心持ちで仕事をしたい。


…余談。
過去に断りもなく商品を大量発注されアホ程売れ残った挙句、当該人物はケロッとしている、なんて事もあった。
失敗を忘れていいとは誰も言っとらんからな。笑

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