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ぶれない 映画「マイヤ・イソラ 旅から生まれるデザイン」を観て

マリメッコでのテキスタイルデザインが有名なイソラの、本人のインタビュー、娘、孫、娘に書いた手紙から、作品と人生を追う。

マイヤ・イソラは1927年生まれ。3姉妹の3番目で、両親は男の子を期待していた。それを知って、子供心に影響を及ぼしたと。
19歳で娘クリスティーナを生む。17歳年上の彼と結婚するも、それは形式的なもので、その後離婚。
出産後芸術大学へ入学。子育ては母親にまかせる。

在学中にマリメッコ創業者のアルミに認められ、デザイナーとなる。アルミは女性でマイヤと知り合った時は30代半ば頃。
マイヤは戦時中でも、パリやヨーロッパ都市に旅行し、旅先から娘に手紙を書く。

絵を描くとき、紙のサイズはなんと等身大。大胆なタッチで線も太い。けど、緻密。絵がうまいので、応用でどうとでも描けるタイプだった。

20代で再婚し、画家の夫と絵を売りながら旅する。この時は彼を支えることがメインで、絵はこっそり描き続けていた。
その後離婚。

本国で既に成功していたマイヤは雇用契約変更後、新しい出会いもあり、また外国へ。そこでの恋は成就しなかったけど、そこで出会った他の人と結婚し、彼の仕事の関係でアメリカに移住する。

アルミが当初予定していなかった花のシリーズを、説得して展開し成功。
本国で個展を開く。その後離婚し、帰国し、終の棲家を見つける。

娘も、孫もデザイナー。
彼らの家は、シンプルでスタイリッシュ。



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