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ノーゲ科外来

ノーゲ科外来
2005/06/19 13:13:19

6月17日(2005年)

17日、ノーゲ科外来にいってきました。
これまでの経過やこれからの治療などについて、
主治医オータ先生にお話を伺うためです。
一緒に説明を聞いてくれる兄(トーキョー在住)の都合に合わせて、
退院後の説明・・・ということになりました。
名前を呼ばれて、診察室にはいると、
これまでのCTやMRなどの写真がいっぱい用意されていました。
兄は、術前・術後のは見ているようだったけれど、
ワタシは自分のをみるのは初めて!!ドキドキ!!
術前・・・かなり大きな動脈瘤がそこにはありました。
こんなのが頭の中にあったのかぁ・・・・とおどろき。
退院前の血管撮影では、その瘤がなくなり、ほかにもみあたりません。
今後は、血液検査やCT撮影などを数ヶ月おきにしていく、ということ。
クスリ(血液サラサラの)を服用していくこと、などの治療方針(?)を
オータ先生が話してくれました。
来月、採血です。
そして、半年後くらいには、あの恐怖の血管撮影を再び・・・(;へ:)
食生活はしっかり見直します。
一度、こういう病気をしてしまっているから先生も慎重です。
それはコチラも同じ気持ち。
後遺症については、問題なし。
(Dr)「一時期、危なかったね」
(み)「Σ('0'*)ハッ!、そ・・・そーなんですかっ!!!」
あぁ、知らぬが仏・・・ってこの場合もあてはまりますか?
ICUで、のんきにしていたワタシの知らないところで、
先生方にはキンチョーがあったのでした。



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おクスリ(30日分)
副作用は、個人によって・・・、だそうです。
ワタシはちょっと気分が悪くなるかな。。。
おクスリを飲んだあとは、ちょっと寝ています。
それから食事をとるときに、口が大きくひらきません。
食べ物を入れようとすると奥歯だかあごがいたくて・・・・。
首のキズでほっぺなどが腫れているせいだと思っていました。
歯医者に歯ブラシを買いにいき、このことを話してみたら、
診察してくれる、ということで診てもらったら、
”歯根膜炎”でした。・・・・・・・・・Σ( ̄⊥ ̄lll)・・・・・
入院中、歯磨きが上手にできてなかったもんねぇ。。。。
@(;・ェ・)@/反省…。
あぁ・・・・あちこちガタが・・・・・(@Д@; アセアセ・・・

たくさんたくさん、CTやMRIの写真がありました。こんなに~~~~っていうくらい。

そして、わたしの頭のなかには、ちいさなクリップが3つ、はいっています。それが血管にこぶができないよう留められているのでした。

そして・・・・

見せられた写真類のなかに、カルテに貼られた1枚が!

開頭した状態のわたしの頭部!!!

「くださいっ!!!」とお願いしてみたけれど、個人情報うんぬん、、、とかで、コピーももらえませんでした。
え~、本人が欲しい、っていってるのにぃぃぃぃ。

写真では、
頭の皮がめくられ、器具でおさえられていて、頭蓋骨も一部楕円形にはずされています。動脈瘤があったところは、ちょっと深いところだった、とは聞いていますが、脳内ではない、というくらいしか位置的なことは想像つきません。発症のとき、おでこのほうがいたかったので、前側なのかなぁ、、、ってくらい。

術中の写真なんて、撮るんですね。。。いまはずっと録画してるのかも、ね。スーパードクターの手術風景なテレビ番組なんかもありましたね。

くも膜下出血、という病気をよくしらなかったわたしは、退院してから、ネットで調べまくりました。

よく書かれていたのは、後頭部をハンマーでがん!と殴られたような痛み、というのが多かったような。
わたしは、ぱん!という音とともに、おでこ側のぎゅーっと締め付けられる痛み、でした。

そして、いろいろ検索しているうちにみつけた、”前兆”のようなことがかかれた文章。どこかのお医者さんが書いていたけど、ほかではみつからなかったので、この先生の患者さんのことなのかもしれない。

あまたの中で脈をうってる音がきこえる、というようなこと。

たしかに!
その数週間まえくらいから、夜寝ようと、枕に頭をおき、静かにしたところで、頭の中で脈うつ音を耳で感じていました。
それはまるで映画でみる兵隊さんたちが、歩いている足音のように。。。
どっくん、どっくん、、、というよりは、ざくっ、ざくっ、ざくっ、という感じに聞こえていました。

夜になると聞こえるので、なんだろう、、、とは思いつつも、頭蓋骨内の病気のできごとだとは想像もしていませんでした。

そして、発症したら、半分の方が亡くなり、そしてまたその半分の方には後遺症がのこる、ことが多いとも。これは主治医からききました。2005年の話です。

その違いはなんだろう、と思っていました。わたしは、出血量のちがいなのかな、と思っていたら、
「こぶのできている場所」なんだそうです。大事な血管とか、大事な神経の近くとか、そういうことなのかもしれません。

血液さらさらのクスリは、一生のおつきあいになりそうです。
実は、オータ先生も服用している、とのこと。10年後、20年後のしあわせのために、とおっしゃっていました。

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