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海外暮らしのエッセイ

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アメリカで受け取った言葉や価値観について書いています。
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#日記

人生という旅路で交わる者たち

2021年の夏から通っていたESL(英語を学ぶクラス)を卒業した。といっても、8月〜翌年5月で1タ…

Mica
7か月前
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突風のごとく駆け抜けた日本の夏を振り返る

準備できたよ!!と、我が家のボーイズが揃ってパンパンのリュックを見せにきたのは、出発の2…

Mica
1年前
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余白をたのしむ帰省旅

たぷん、とコップから水が溢れるように、頭や心に言葉が溜まりすぎると外へ出したくなる。今の…

Mica
1年前
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ボーダーラインを進め

シカゴの春が不安定すぎる。4月、気温が25度近くにのぼった上旬。夏じゃん、つい数日前まで…

Mica
1年前
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世界の街で見る祈り

シカゴへ引っ越して通い始めたESLでは、授業の合間に15分の休憩がある。わずかな時間、児童書…

Mica
1年前
47

ポケットティッシュとハグ

くすん、くすんと、すすり泣くような音が聞こえて、それがクラスメイトの声だと気付いたのはし…

Mica
1年前
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エブリバディ is ウインナー

子どもを見ていると、時々その姿や言動の中に自分のDNAが確実に受け継がれているのを感じてヒョエエとなるのだが、逆にさっぱり理解できない点もある。 最近の育児は、毎日泣き出したい気持ちでひたひた。何なんだろう、幼児男子という生き物は。 絶賛反抗期の長男をはじめ、疲労を生み出す要因を数えたらキリがないけれど、中でも私の活力をごっそり奪っているのが、彼らの「競争意識」だ。ん?対抗意識?どっちでもいい。 日本でいえばどちらも幼稚園児、2歳差の兄弟。本当に、もう本当に競ってばかり

選択肢がもたらす幸福と、その周辺について

家から歩いて数分の場所にスターバックスがある。在宅仕事の合間にするお散歩、ESLが終わった…

Mica
2年前
92

言語を学び、言葉を尽くす

昨年シカゴ郊外へ引っ越して以来、週に2日ほどESLへ通っている。ESL=English Second Language…

Mica
2年前
72

人生を切り取る、楽しさと怖さ

前回のnoteみたいに、子どもとの日々について書くと、しばらく気持ちがグラグラする。揺さぶり…

Mica
2年前
84

アメリカで育つ息子の語彙がふしぎでかわいい

我が家の息子たちは、日本人夫婦のもとアメリカで生まれた。現在5歳、3歳。アクティブとエモー…

Mica
2年前
272

勇敢なファミリーの空模様

丁寧な暮らしをする人に憧れている。 部屋の彩りに季節の花を添えるとか、プラム酒を仕込んで…

Mica
3年前
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通りすがりに母国を背負う

新しい街の暮らしは「ちがう」を集めることから始まる。 シカゴ郊外の空は淡くて、水をたっぷ…

Mica
3年前
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「恋をしているみたい」を英語にしたら

日本語と英語のあいだを行ったり来たりしている。家族とは日本語。外に出たら英語。ニュース、映画、絵本、メール、etcは日本語と英語どちらも。 二つの言語を使う生活で、さらに文章を書いていると「日本語も英語も中途半端だなぁ」と思い悩んだりもする。しかし外国語を通すからこそ得られる日本語の解釈があると気付かされて、ようやく両立が楽しくなってきたのがここ最近のこと。 先日、仕事で記事をチェックしていたら「恋をしているみたい」という一文に出会った。今まで意識したことなかったが、