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5月に読んだ本、6月に読む本

5月に読んだのはこちら。

5月も引き続き「再読したいと思える本に出会うための多読」というスタイルではなく「読んでいる本から学びを得る読書」を実践した。
できたのは、気になったフレーズや文章をコピーしてメモに貼り付けただけ。
そこから思考を深めたりといったことはできなかった。
折に触れてそのメモを見返したい。

5月はゴールデンウイークで多く休みがあったので、読書にあてる時間が比較的取れたのもあって、結果的に多読の月と同じくらいの冊数を読んだ。
反省すべきは、結局、たくさん読まなきゃ、という思考が巡ってきて、本を読みながら理解できな部分があってもそのまま読み進めてしまっていたこと。
多読思考からの脱却が難しい・・・。

5月から、ブクログの評価機能(ただし、この評価は自分だけに公開されて、アプリ利用者が見れる本の評価には影響しない)を活用して今後再読する本や、人に紹介する本を後から探しやすいように整理することにした。
星3つ(★★★)から星5つ(★★★★★)で評価。
何らかの理由で途中で読むのやめた本は星1つ(★)もしくは星2つ(★★)の評価になるけど、読み終わっていないのでブクログの読み終わった本の一覧には出てこない。
つまり僕の中では星3つ(★★★)が最低評価ではあるが、最後まで読み切ったというフィルターを通した評価だ。

5月に読んだ本だと特に「センスの哲学」と「ゆっくり、いそげ」が良かった。

「センスの哲学」について
帯には”これは「センスが良くなる本」です。”とあり、そこだけを見て本を読んだらがっかりする人もいるかもしれない。
「センスの良い何かを生み出すことができるようになる」ではなく、「モノの見方に関するセンスを持てるようになるかも」という感じの本。
本から引用すると

センス:ものごとをリズムとして「脱意味的」に楽しむことができる。

『センスの哲学 (文春e-book)』千葉 雅也著

これだけだと意味がわからないと思うので、ぜひ全編にわたって読んでいただきたい。
僕は美術の鑑賞方法は全く分からないくせに、数年前のアートブームの際には美術館に何度か通い、作品を漫然に眺め時間を浪費したが、この本を読んだ上で美術館に行けば多くの発見がありそうと思った。

「ゆっくり、いそげ」について
以前から気になっていたけど、電子版がない(紙の本のみ)ため買うのを躊躇していたんだけど、どうしても読みたかったので今回は紙の本を購入。
結果的には、もっと早く読めば良かったなという内容。

「不等価な交換」だからこそ多くを受け取った側がその負債感を解消すべく次なる「贈る」行為への動機を抱く。

『ゆっくり、いそげ カフェからはじめる人を手段化しない経済』影山知明著

さて、今月読む本はこちら。

さらっと読めそうな本から、ヘビーな本まで。
今まで意識して選んだことがなかったけど、エッセイにも手を出してみた。
画像にはないけど、「ゆっくり、いそげ」に引き続き、紙の本(kindleになかったためやむを得ず)を買ったので、夜の自由時間に紙の本をゆっくり読み進める。

それでは


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