大久保圭 『アルテ』 を読む
諏訪敦をはじめ、私、写実画が好きで、ホキ美術館も結構気に入っています。
写真がこれだけ発達してくると、肖像画や写実画って存在価値はなんだろう、って思うけど、それってすでに、ルネサンスの時代から意識されてたことなんだろうなあって。
対象の本質を、洗練された姿で描き出すために、現実には無いものを画面上に創り出す。その想像力や構成力が、写実の価値なんだと思う。
アルテ、という、現在も連載中の漫画が面白くて。今13巻まで出ているのだけど、肖像画を得意とする主人公の画家が、お客さんに一番似合うレースや装飾品を、ああでもこうでもないと考えるシーンが、なんとも良かった。
今年の4月から6月に、アニメにもなっていたらしく、さっき2話だけ購入して見てみた。これ、多分シーズン2も出る。だって気合に満ちていたもの。
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