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己を知る through Tinder

出会いの対象は、同じ国に住む私の年齢プラス、マイナス10歳の独身男性に設定した。友達とでは出来ない事も共に心から楽しめる人と会えたらならば、日々に彩が増える。自分が異性愛者である事も最確信。15年間を共に過ごした元夫から実は同性愛者であると告げられた経験から、自らに対しても、真実と表面上の現実が予想以上に異なる可能性を疑ってみる事にしている。
プロフィールに書いた”fun and healthy relationship” と言うのが私の意図とは多少異なって理解されたのか、”歳上を喜ばせてあげたい”、”パートナーとの3人目にどうか?”と言った連絡もあったが、これには興味がない事がわかった。

カフェで一度会った後、”彼女はいるが自由な行動を許容し合っているのでまた会わないか”と言われた事もあるが、こちらにも興味は無かった。もう会わない事を伝えると”I hope you can find a Mr Right”と、あまり嬉しくない返事が来た。Mr Right ではなく自分を探している、その結果素敵な出会いがある事を願っているのだと返した。

他の連絡手段を交換した後に画像の交換を主な目的としているであろう人が多い事も分かった。初めは嫌悪感と拒絶感しか無かったが、いつしか”私は送らないけれど送りたければどうぞ”と言う立ち位置に変わった。

Tinderを通じ、今まで選択し、生きて来た方向でない人生がどのようなものかに思いを馳せると共に、今の自分がいかに限られた範囲内に存在し続けて来たかを感じる事が出来る。


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