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居場所があるからこそ

盛りだくさんだった先週の1週間。
まず月曜日 思い立ってPERFECT DAYSを観に行った。
ラジオでこの映画の話や流れる音楽を聴くごとにに、悔しい気分が増してきた。

リーズナブルに映画を観ることができるお年頃にもなったことだし、オンラインで席も予約できるのだから気軽に行けばいいのに、常に課題を抱えているのでなかなか時間を作ることができない。逆に抱えすぎてて頭が逃れることができずにいたので、素の自分を取り戻すためにも行くことにした。ラジオから流れる音楽が引っ張り出してくれた感じ。

詳しい感想を書き出したらキリがないのでざっくり「自分は自分でいいんだな。」って思った。
ひとりで感じている楽しみの部分とか、働くこととか。平山(主人公)と自分を重ねるところがあって、とってもスッキリした。
抱えていることや乗り越えてきた悲しみとか捨てたこと。日々の愛おしさ。年齢的にも近いからこそわかる感じとか。死ぬこともそのうちやってくるな。だから好きなことは好きでいいや。とか。
ひとりで好みの音楽を聴きながら運転する。空を見上げる。個が社会に交じって波紋がおきる。寝る前にジュワーっ見える映像。
想像通り音楽もすばらしく、カセットテープに慣れ親しんだ世代としては涙もののシーンが満載で胸の奥がじわーっときた。石川さゆりの歌で涙。

おかげで、水曜日の取材撮影(天然生活5月号・3月20日発売)はとっても楽しかった。普段の自分をそのまんまで、いいのかなーって感じ。いつもの納豆サラダ、英語の勉強、ピアノの練習など。こんな私でいいの?って。

映画を見ることもできて、無事に撮影も終わって、残りの通常営業(ラインナップがいっぱいの営業)をがんばろう!と気合い入れている割には、今週は予約も少なく閑散とした木・金だった。来週は予約でパンクしそうなのになぁと嘆いても人の流れというのはこんなもの。その反面、土日は忙しくて走り回っていた。

でも今週はなんだかドラマチックだったなー。松山から年に二回奈良にやってきて、ミアズのカフェでロイヤルミルクティーを飲むのが楽しみだという人。
私の本を持っていて、ずっとここに来たかったと言ってくれた人。
そして、「あ!」と叫びたくなるほど数年ぶりに来てくれた男の子(といっても30代かな?)よくひとりで来てトーストを食べていたのを思いだした。

これもあれも自分の場所があるからこそ起きる出来事。ありがたいな。維持できるようにがんばろ。

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