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オールドですけど。

先日ミアズの2階で「ひとまち大学」のイベントがあった。リクエストが一番多いのが私だそうで(ありがとうございます!)三回目の講義だった。
奈良市に住む学生〜社会人を対象に、受けたい講義に応募して抽選で参加するというシステムなのだけれど、今回集まってくれたのは「ほんまに抽選なの?」と思えるほど、教育大の学生さんたちがほとんどだった。それも初めてミアズに来る人が多かった。

私はてっきり「女性としての生き方」とか「起業」とか、「ベーカリー」とか、「オリジナリティ」とか、そういうことに興味を持っている人たちかと思っていたのだけれど、教師になりたいだろうピュアな感じの彼女たちを見て、すでに生まれた時にあるミアズに対してそんなこと想像することもないだろうなと思った。
私にしたらあってあたりまえに思っていた「不二家」みたいなもんだ。
小学生の時に上陸したマクドナルドでさえ「なんで?どこからきたの?」と興味を持ったもんね。

そして「どうして参加したんですか?」と聞くと「なんとなく面白そう。」とか、「このパン屋さんに一度来たかったから」とか、「教授に勧められたから」とか・・
すくすく育った学生さんたちに苦労話をしても、こっちが恥ずかしくなりそうだし、女が働くことの話も、今は普通のことだし。何を話していいかわからなくなりそうだった。
結果、どうして始めたか?学生時代の過ごし方の話、絵を描くことの話などを話した後、逆にこちらが質問をするというパターンでなんとか乗り切ることができた。

音楽が好きだという女の子がいて、「どんな音楽聴くの?」って聞いたら
「名前言ってもわかりますか?」って言われたのには軽くショックだった。
私としては結構今の音楽もチェックしているのに、年齢で偏見を受けるとは!自分では若いつもりでも、オールドウーマンなんやわ!
まぁええけど。

真面目にコツコツやることも、若者にはあまり価値がなさそうやな。というのが感想。「これからはどうなんだ!そこに愛はあるのか!」と叫びたくなる。
なんやかんや言ってもシステマチックなスターバックスの方が若者には心地よかったりするもんね。

それでも私はまだ、夢を語りたいんだ。って感じね。オールドですけど。

※見出しの写真は大学生の時の私

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